夫が離婚を切り出した日、私は交通事故で半身不随となり、三年間も寝たきりだったお義父様の体の汚物を拭き終わったばかりだった。
彼は言った。好きな女性ができた、彼女といると再び胸がときめくのを感じる、と。
「君は強すぎる。でも、彼女は俺がいないと生きていけないんだ」
未亡人が子育てをするように三年間もお義父様の面倒を見てきたというのに、他の女が絶妙なタイミングで流す数滴の涙には敵わなかったのだ。
六年間の結婚生活、私の献身は、とんだ茶番になってしまった。
鏡に映るやつれた自分の姿を見て、私はふと笑ってしまった。
私は、長い間ほこりをかぶっていた箱を探し出した。中には、私たちの愛の証である六つの品が入っている。
その日の夜、私は一つ目の思い出の品を燃やした。
それが黒焦げの灰と化すのを見て、心の一部も一緒に死んでいくのを感じた。
昔の情けに免じて、彼に六回のチャンスをあげる。
六つの品がすべて燃え尽きた時、私はこの滑稽な六年間と決別し、二度と振り返らない。