前世、林幼儀(りん ようぎ)は家族を失い、毒で視力を奪われた末に幽閉され、死を迎えた。
彼女を破滅に追いやったのは、よりによって最も愛した肉親と、夫でありながらも彼女を裏切った男だった。
生まれ変わった彼女は、母の再婚に従って侯府に身を寄せることになり、前世の仇敵はなんと、今世では義兄となっていた。
継父の寵愛を背に、彼女は従姉を虐げ、叔母を貶め、母が受けた仕打ちをすべて返し討ちにした。
ただひとつ気がかりだったのは、仇敵である義兄の、彼女を見る目が次第に変わっていったことだった。
林幼儀は振り返り、未来の皇帝にすがりついた。
「権力者様、どうか私を守り、可愛がってください」
ヤンデレな権力者は言った。
「見返りは?」
林幼儀:「あなた様を帝位にお就けするのはいかがでしょう?」
ヤンデレな権力者:「興味ないな。代わりに、その身を差し出せ」