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第40章 家族からの手紙

薪が熾火のように燃え盛っているが、ゴロン.ウィンブルトンはそれほど暖かさを感じることができない。

これはすでに牛皮で縫い合わせた大型テントで、底部は土でしっかりと押さえられており、風が漏れるはずはないのに、彼は全身が冷たく、特に足の指は冷えて感覚がなくなりそうだ。

「このくそったれな所、小便をするだけで凍ってしまう。」彼はつばを吐き出し、立ち上がり、テーブルを両手で挟み込み、力いっぱい持ち上げると、手の甲の青筋が急に立って、立方フィートの大きさを持つ重厚なテーブルが地面から実際に持ち上がった。

テーブルを暖炉のそばに置き、ゴロンは少し楽に感じた。彼は靴を脱ぎ、足を火に焙って暖め、手には紙を開き、途中で止まっていた手紙を書き続ける。

「愛するリフィアへ。」

「ヘルメスに到着してからすでに一ヶ月以上経っていますが、もちろん、教会の奴らはここを新聖都と呼ぶことが好きです。もし邪月協定がなければ、私はここに居続けることを一瞬たりとも望んでいないでしょう、あなただけの小屋に帰り、あなたと暖かいベッドを共有したいだけです。」

「この公約のお陰で、教会のやることなすことを監視していた軍隊は、かえって彼らの援助者となる、それは皮肉だと思いませんか?教会のことを言っておけば、私は認めざるを得ません、彼らが行っている全ては驚くほどだからです。私が最初にここに来たとき、つまり20年前、ヘルメスには山と石以外に何もありませんでした。教会が建設した都市はすべて山の麓にありました。しかし、今では、彼らは馬車が山に登る道を開いただけでなく、また山の頂上には大規模な要塞都市を建て上げました。」

「もし夏だったら、あなたはぜひ私と一緒に来て見るべきです。彼らが口にする新聖都は、グレイキャッスルよりも雄大です。まだグレイキャッスルの首都の劇場を覚えていますか?私たちがそこで王子の復讐記を観劇したとき、あなたはその劇場がどれほど巧妙で、その内部がどれほど広いかに感嘆しました。」

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