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第120章 あなたにこんな悲しい過去があるなんて思いませんでした_2

和奈も雪子も玉美も一斉にデザートボックスに視線を落とし、驚きを隠せなかった──こんな高級な和菓子を二、三日ごとに送ってきて、一日に少なくとも三通のラブレターを送るなんて?

彼女たちは不満で、精いっぱい思いとどまって、坂本純子を観客席から下に投げなかった。もう彼女の自慢話は聞き飽きたし、和奈は話題を変えて尋ねた。「純子ちゃん、内田君にトウトウトラの個人情報を調査するように頼んだけど、結果はどうなったの?

「分かりました、彼女は内田君の隣のクラスで、身長は一メートル四五センチ、体重は38キロ、学費全額免除の特待生で、現在は学年で6位です…」坂本純子は福泽冬美の情報を詳しく説明した。内田雄馬は情報売買の仕事を非常にきちんとこなしており、整美の個人情報を徹底的に売り漏らさなかった。坂本純子は最後に付け加えた。「内田君は彼女の剣道の技を指導したこともありますが、残念ながら内田君は野球が好きで剣道の試合には参加していません。そうでなければ、今日はその何とかいうトウトウトラと一緒に来ていたでしょう」。

彼女は内田雄馬にほとんど興味を持っていないが、それは彼女が時々内田雄馬のことを話題に出して、三人の独身友達を刺激するのに楽しんでいるということではない。

和奈は内田雄马のことは関係なく、坂本純子の傲慢さを煽らずに、ただ目には畏怖の光が輝き、手を胸に当てて感嘆した。「福沢さんって本当にすごいね!彼女こそ、人々がよく言うその種の天才ってやつよね。学習成績も良くて、クラブ活動ではとても活動的。一年生で地域大会の決勝圏に進むなんて。そして、なによりもあの可愛さ!私も決めたわ、私はこれから彼女のファンになる!」

玉美も雪子も頷いて言った。「本当に私たちとは別世界の人ね、羨ましいわ」

成績もすごく良くて、剣道の天才。個人戦の決勝圏には16人がいる中で唯一の一年生。小柄だけどとても可愛い。これって少女漫画にだけ出てくるようなものじゃない?ぜひともファンになりたいわね!

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