134 ついにあなたを見つけた、諦めなくて良かった

プレイヤーのほとんどは任務に忙しく、ギルドやプロフェッショナルプレーヤーなどの組織化されたプレイヤーは、より目的を持って行動し、発展の道筋を計画し、着実に成長していた。

しかし、神族ギルドは今、困った状況に陥っていた。日常業務はすべてジュピターから副会長に任せられ、A級のミッションに執着し、数人を連れて萌芽のサブベースを探し回っていたが、何も見つからず、仕方なくフォーラムに注目し、萌芽と接触したプレイヤーがいないか探していた。

実際に見つかったのだが、アンディア大陸は萌芽の本拠地で、アンディアに降臨したプレイヤーは簡単に萌芽陣営に加入できるものの、これはジュピターにとって何の助けにもならなかった。

A級ミッションを受けたコアメンバーは全員南洲におり、ゼロも大きな可能性で南洲にいた。ジュピターは人々をアンディア大陸に連れて行くことは不可能で、最も重要なのは、彼らには別の大陸に行く手段がなかった。

実際には客船や飛行機に乗ることもできたが、現在のプレイヤーはまだそのレベルには達していなかった。

フォーラムで最も人気のある投稿は、ビッグホーン山のプレイヤーが録画した戦闘シーンだった。ジュピターは以前見ていなかったが、今になって開いてみると同様に衝撃を受けた。投稿を閉じようとした時、突然何かに気付き、急いで再生を止めて注意深く観察し、ついにこの襲撃された部隊が萌芽の記章を付けていることを確認した。

ああ、ついに組織を見つけた！

ジュピターは涙が出そうになったが、突然この部隊が全滅していたことに気付き、表情が一変した。急いで投稿の内容を確認したが、残念ながら投稿者は録画以外に詳細な経緯を説明していなかった。

ジュピターは一体何が起こったのか切実に知りたがり、メンバーにビッグホーン山のプレイヤーと連絡を取らせた。

ギルドの効率は高く、すぐに襲撃されたのは萌芽の撤退部隊だったことを知り、少し呆然とした。

「撤退？なぜ撤退する？どこから撤退するんだ？どのくらいの規模の撤退なんだ、一部隊だけか、それとも多くの部隊か？」

ジュピターはつばを飲み込み、突然良くない予感がした...短時間では萌芽陣営に戻れそうにないと感じた。