見覚えのある暗くて静かな部屋で目覚めた。
眠そうで、枕を抱いて眠ろうとした。
何か軋んだが、気にしなかった。
⸎
目を開け、ヌグが誰かと喋っていた。魂だった、ハリネズミをハグして魂が消さった。
「ヌグ?」
「コリー」振り返って、僕に飛びかかった。
混乱だった、突然で僕に執着するようになったのか理解できなかった。
「何が有ったの?どうして前に泣いてたの?」
照れて、少しだけ僕から離れた。
「そ・それは…私の事が好きだと…か・帰ってこなくて、迎えに行ったが…女神は私を騙されて、ムゴンと生まれ変わっただと言ってた・もう・」と、言葉の端々に涙が出そうになりながら説明した。
理由が何となく想像した。
「落ち着け、大丈夫です。その件は…人として好きの意味です。僕の世界の映画では良く使う言葉だった。一度でいいから言ってみたかったんだ、混乱させたらごめん」
ショックで今にも泣き出しそうで、塵になりそうだったので、なだめようとした:
「でも、好きなのは事実だし、そうでなければ一緒に寝たりはしない」耳を撫でてなだめた。落ち着き、彼女の涙を美しくした。「シャワーを浴びてくるね。疲れ果てて、寝ているばかりだね。このままではアさんと間違われる」
頷き、涙を拭きながら彼女を後にした。
いつものように下りて、階段の横にあるシャワーに行った。入る前に、お風呂の蛇口の音が聞こえた。ヌグが僕のために湯船を満たしてくれているのだと直感が有った、蛇口を閉め忘れたから、僕は急いだ。
もちろん、直感っていつも正しくないから、僕が得たものはムゴンの裸を見られた。彼女は動揺しながらも、自分の一番大事な部分を隠すように身をかがめた、僕を濡らし、追い出した。シャワーには鍵がなく、誰でもそんなご褒美を手に入られた。
「ごめん、ヌグが風呂を用意してると思った」と告白し、のんびりと廊下に帰った。
閉めると、ドアにもたれかかり、疲れ果てて座り込んだ。ヌグは急いで階段を降りた:
「ま・待って、コリー!言い忘れた、ムゴンがシャワーを使ってる!」
「気づいた、心配しないで」服がびしょびしょになりながら確認した。
「遅れなくて良かった!」と、もう遅いのに、ほっとしたように答えた。
「見ていたとしても、いい体をしているのだから、気負うことはないはずだ」後ろの人の負担を軽くするために、はっきり言った「ここで何をしているの?なぜヌグの家でシャワーを?」
「一緒に買い物に行く予定がある日が、早く来て、貸しています。
「そっか…」戸惑いながらも頷いた。僕は誰かを友達だと思ってなくて、こういう事態も経験してなかった。
「一緒に行く?」
「僕?買い物に?」ヌグが頷いた。「どうかな・」
「きっと楽しいよ、行こう」
少し嫌だった。僕の夢と関係ないことが、楽しいと思えなかった。ただ横になりたかったけど、数分間黙って考えていた。
室内に蔓延するかすかな闇が、僕の心を遮った:
「嫌、ここの法が残りたい…」視線を落として答えた。
ヌグの携帯電話が鳴り、すぐ見た。
「ムゴンが来てほしいと言ってる」
「行っても何もしない気がする」
「買い物袋を持たせるよ」と、目を輝かせながら提案した。
「そう言うことじゃないな…ただ休みた…」ムゴンがドアを開けると、僕が屍のように倒れた。「…ぃたい…」
自分も服も濡れているのに急いで服を着ていた、それから微笑んだ。手に持っているのは携帯電話で、ヌグのものと同じだが、赤くて茶色の本のキーホルダーが付いていた。
僕が溜息をついた。
「どうしたの?」と訝しんだ。
「いいえ、別に…疲れている」
ムゴンは手を差しだした。僕は受け入れ、彼女に迷惑をかけないよう、もう片方の手で体を持ち上げた。
すると、ハグされた。それだけだったら、別に構わなかった。
「ムゴン?何で泣くの?…」僕の後ろで聞いた。
笑顔しながら顔で否定した。僕を放し、落ち着いた:
≪とても嬉しいですから★≫
「期待しないで、行くって言ってないからね…」はっきりと言った。
≪行こう、絶対に楽しいよ、私の為に≫
「僕の返信が変わらないぞ」
…¿人間と一緒に買うのは何が楽しいのか?…
≪一緒に来たら…コリーの何でも言うことを聞く?なら、どう?★≫。僕が思案している様子を見て、彼女は微笑んだ。
「いらん…たぶん。僕のいいえをまだ離さない」
≪何が頼んでもいいよ★私に不利なことでも何でもいいよ★≫
今まで聞いたこともないような最高のオファーだったが…
「嫌なことを無理にやらせるしないよ」
≪コリーなら何でもいい★≫
あまりにしつこいと思った。
「ごめん…今日は休ませて、今度かもしれない」疲れてて、伝えた。
つい頭を撫でてしまうと、嬉しそうにしていた。気がつくと手を離し、目をそらしていた。
「ヌグ、携帯がまだ…行く前に、女神に会う為に僕を手伝ってください」
「いいよ」少しぼっとで返信した。
⸎
三人はTISまで近づいた。
「いつも私と側に居られない状況も必ずあるから、彼女と一緒に発動してみて」ヌグは彼女にウインクした。ムゴンが驚いて、緊張になった。
「構わないの?」尋ねた。考えずに抱きついてきた。「僕だけハグするべきだよ」彼女の愚かさに微笑み、繋ぐように抱きしめた。「終わった」手を放したが、彼女はまだしがみついていた。「ムゴンかヌグか繋がっていたら法が早かっただろうね」
「そ・それは…ぇ…練習する必要だから、それだ!」と、まるで今が考えた言い訳のように。
…分かってるけど… ここから出ないと…
「じゃ、行くね、離して、後で会おう」僕を放し、僕たち手を振って別れました。
TISに入ると、僕を見なくなり、壁に寄りかかって倒れた。
その抱擁に安らぎを感じないわけがなく、胸が千切れそうになったほどだ。危険で彼女が僕の弱点であった。恋をしていなかった、心地よかったです。人間嫌いの僕には説明できない、非論理的なことでした。
神なのに、なぜ痛みを感じるの?…そう考えると、本当に神々だと思っていなかった。
回復後、進んだ。
左耳に青いカタツムリのピアスを2つ付け、赤い髪に長いポニーテール、オレンジ色の目をした褐色の肌の男性が行進していた。
ブルーのオープンフリースジャケット、その下には水っぽいグリーンのヘンリーTシャツ、黒い手袋、足全体を覆うほどではないジーンズ、そして黒いトレーナーという出で立ちだ。
赤みがかった石に、3つの立方体が双子のようにペンダント着ていた。
僕はうなずくと、彼が立ち止まりました。
「おい、お前!喧嘩を売ってるの?」近づいてきて、僕のシャツの襟を掴んだ。
「チェ、落ち着け。この辺の挨拶は正しくないか?」と興味深げに尋ねた。
「冗談だ。新人だね?」僕を放すと、ポケットに手を入れ、行進しながらこう言った:「お前にも電話したんでしょうね。アドバイスあげようか。彼女の挑発に乗るのは、彼女の一番の楽しみだ。そうすれば、解放してくれる」ポケットから手を出して、さようならと言った。しかし、姿を消す前に、最後にもうひとつだけ:「そう、女性には気をつけよう、男性は少ないから、すぐに喉に飛び込んでくるよ」
…確かにね…
—あちがとう、気をつけます。
満足げに微笑んで去っていった。
入ると、彼女はいつものように横になっていた。
「ほれ」携帯を投げつけられ、僕が空中でキャッチした。
「おい!もし落としたらどうなっていただろう?」
シンプルな黒の洗練されたケータイだった。
「リラックス、不滅です。バッテリーも使えない、むハハ」
「想像以上に快適です。じゃ、僕はそろそろ…」振り向いたが、同じ場所にとどまった。
「どうした?もっと欲しいもの有るの?」
「彼女が知っているですね。教えたのは、お前か?」
「何が?ムハハ」目を細め、わかっていると確信した。
「顔でピンときたけど、記憶を消されるまで。外見で誰だかわからなくなり、成長したことで誰だかわからなくなった。何で記憶を消しているか? 何で彼女が女神なんだ?」
「言うまで帰る気はないんだな?…」
⸎
僕のTISから出て、チオウリの宇宙に行った。手首の足かせを外したかった。
女神は「交際のきっかけになる、面白いをしているところを見つけられる」と言われた。記憶を削除した理由についての説明は、世界の自然な流れだから関係ないとか、でたらめに聞こえた。
雪の中に、二人の足跡があった。道なりに進むと、ほとんど明かりのない小屋があった。足音はその後ろに続いていて、最後の角を越えたとたんに、想像を絶するものが目に飛び込んできた。このような結果になるとは思ってなかった。他の女神の関係にも影響しかねないデリケートな秘密。