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第274章 無敵の肉身!

程才が目を凝らして見ると、なんと本当に秦玉だった!

この動静は、あの内勁大師が放ったものなのか?

そんなはずがない?!

「シュッ!」

程才が呆然としている時、一つの砕け石が弾丸のように程才に向かって飛んできた!

あまりにも速い速度で、程才は完全に避けることができず、その場に立ち尽くしてしまった。

その危機的瞬間、一筋の光が輝き、その砕け石を打ち砕いた。

「離れていろ。殺されても、誰も命の償いはしないぞ」と江古が冷たく言った。

程才は呆然と頷き、急いで脇へ退いた。

空中で轟音が鳴り響き、二人の肉身の衝突は極限に達していた。

秦玉の肉身は多くの箇所が損傷し、虎口は裂け、身体を包む金色の光さえも薄暗くなっていた。

灰冥も同様に苦戦していた。彼の胸は秦玉の一撃で貫かれ、血が滝のように流れ、見るも恐ろしい状態だった。

「ハハハハ!」灰冥は戦えば戦うほど興奮していった。こんなに強靭な肉体を感じたことがなかった!

秦玉の顔にも興奮の光が走り、痛快な肉弾戦で、秦玉の戦意は頂点に達していた!

混沌体と聖体が、かつてない一戦を繰り広げていた!

「さすが混沌体だ。私と互角に渡り合えるとは」灰冥は身体の血をなめながら、冷笑を浮かべた。

秦玉も拳を振りながら言った。「確かに、この肉身は私の興味を引くことに成功した」

「ふふ、残念だがお前は今日ここで死ぬことになる!」

灰冥の表情が一瞬冷たくなり、突然頭を上げて咆哮すると、無数の黒気が谷の四方八方から襲いかかってきた!

「あああ!!」

地牢の中で、武者たちは苦痛の悲鳴を上げた!

彼らは体内の内勁が吸い取られるような感覚を覚え、全身が極度に衰弱していった!

灰冥の身体が膨張し始め、青筋が一瞬で浮き上がり、肉身は陽光の照射の下で、暗黒色の光を放っていた!

聖体は一瞬にして、まるで別の段階に踏み込んだかのようだった!

「秦玉、聖体の威力を味わわせてやる!」灰冥はそう言い残すと、空中から消失した。

まばたきする間もなく、灰冥の拳が秦玉の目の前に迫っていた!

恐ろしい拳風は、背後の小山を直接粉砕した!

脇にいた江古は瞬時に重撃を受けたかのように、この拳風で吹き飛ばされた!

「うおおお!」秦玉は避けることなく、怒りの咆哮を上げた。

彼は金の拳を握り締め、立ち向かった!

「ドゴォォン!」

鎖定章節

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