第124章 築基期！

水龍窟のすべての霊気はほとんど同じで、水に浸かっている人々は皆、この上なく満足していた。

秦玉も水に入った瞬間、言い表せない温かさを感じた。

「これはおそらく聚気陣法だ！」秦玉は心の中で思った。

自然に形成された聚気陣法が周囲の霊気をすべてここに集めている。これこそが水龍窟が長年衰えることなく続いている理由の一つだ！

そう考えると、秦玉は直ちに水に飛び込んだ。

彼は目を軽く閉じ、体の毛穴を開き、水中の霊気を吸収しようと試みた。

すぐに、秦玉は周りの水が少しずつ自分に向かって広がり、体に触れた後、また四方に散っていくのを感じた。

「やはり！」秦玉は大喜びした！

ここは天然の聚気陣だったのだ！

この水中の霊気をすべて吸収できれば、築基期に踏み入るのは容易いことだ！

そう思うと、秦玉はもう時間を無駄にせず、すぐに目を閉じ、全身の毛穴を完全に開き、周囲からの霊気を吸収し始めた！

瞬時に、すべての水が秦玉の方向に流れ寄せ、彼に触れた後、また素早く散っていった。

秦玉に触れた水の中の霊気は消え去り、代わりに秦玉の体内に入っていった。

すぐに、秦玉の周りには小さな渦が形成された！

周りの人々は思わずこちらを見て、驚きの表情を浮かべた。

しかし秦玉は完全に外界と隔絶され、飢えた者のように貪るように周囲の霊気を吸収していた。

時間が一分一秒と過ぎ、水龍窟全体の水の流れは速くなっていった。

そしてその中の霊気の濃度は、秦玉の想像をはるかに超えていた！

水龍窟が何年もかけて蓄積してきた霊気が、今や秦玉によって一気に吸収されていった！

昼から夜になり、水龍窟の観光客は徐々に去っていった。

暗闇の中、秦玉の体からは淡い光が漂い始めた。

「ゴォン！」

午前二時！秦玉の体から突然、波動のような光が放たれた！

瞬時に、秦玉の細胞は蝶の変態のように変化を遂げた！

彼の肌さえも、この瞬間に繊細で透き通るように変化し、一目見ただけで天神が降臨したかのようだった！

傍らで見守っていた姚青は目を見開き、言葉を失った！

この過程は丸々三十分続いた。

この間、秦玉には何の反応もなかった。

「ドォン！」

三十分後、秦玉の体から突然、黒い気が爆発的に放出された！

そして秦玉は瞬時に口を開き、黒々とした気を吐き出した！