第129章 死を以て謝罪せよ！（追加更新！推薦票募集！）

孫怡はフェイスマスクを塗り終えると、儀式めいた様子で部屋に戻っていった。

去る前に、葉辰に冗談めかして言った：「私の長年の夢が、ついに叶うわ。これも葉辰のおかげね。」

「そうそう、葉辰、寂しい夜に、春宵一刻、男女二人きり、私の寝所に侍らないかしら？」

葉辰が立ち上がるふりをすると、孫怡は舌を出して、小さな歌を口ずさみながらドアを閉めた。

「今日は生理だから、また今度ね。」

また'今度'？

葉辰は仕方なく鼻をこすり、自分の部屋に戻って密室に入り、修練を始めた。

陳宝国に勝てる絶対的な自信はあったが、念のため実力を上げておくに越したことはない。

万が一の時のために、最大の切り札もある！

黒い石で、あの大能を呼び寄せる！

上古の存在がどれほど強いのか、見当もつかない。

「まあいい、考えるのはやめて、修練に専念しよう。」

今の境地は開元境第七層、丹薬を数粒飲んで、今夜第八層まで突破できるか試してみよう。

葉辰は目を閉じ、《九天玄陽決》を運転すると、体から淡い光が漏れ出した。

彼の周りは赤い光に包まれ、強大な気配は丹田から龍の鳴き声を響かせた。

その時、一つの黒い石が浮かび上がり、葉辰の頭上に宙に浮いた！

石から一筋の霊気が放たれ、葉辰の眉間に入り込んだ！

たちまち部屋中が赤い光で明滅し、葉辰の修為も急速に上昇していった！

……

翌日、葉辰は目を開け、濁った息を吐き出した。

一晩の修練で、開元境第八層への突破に成功した。

「修練の速度が速すぎるな。理屈では、華夏の霊気は薄く、あの場所ほど濃くないから、突破の速度はもっと遅いはずなのに、自分の状況は逆だ？」

葉辰は黒い石に視線を向けた。

「お前のせいか？」

その時、黒い石が宙に浮かび上がり、軽く揺れ動いた。まるで頷いているかのように。

「うわっ！お前、動くのか？」

言葉が落ちると、黒い石は再び静かになり、少し怒ったような様子を見せた。

葉辰がさらに石を調べようとした時、外から孫怡の声が聞こえた：

「葉辰、朝ごはんよ！待ってられないわよ。」

「今行く！」

朝食を済ませると、孫怡は天正グループへ向かい、葉辰は応擎に電話をかけ、丹薬を取りに来させた。

10分後、応擎は湯臣一品に到着し、ドアベルを鳴らした。