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386章 紫色の霊火!_1

シンギョクの行動は、皆の畏敬の念を引き起こした。

薬神閣の閣主さえも、少々動揺した。

「この小僧、まるで狂ってる」と乔五は我慢できずに歯を食いしばった。

彼はドアを開けて、そしてすぐに外へ出ようとした。

「どこに行くつもりだ?」と周囲の人々が問う。

乔五は冷たい声で、「絶対に彼を成功させてはならない、何とかして彼を止めよう!」と言った。

「彼を止める?下にこんなに多くの人々がいるのが見えないのか?」と近くの大宗師が冷ややかに言った。

「薬神閣の閣主までいるのに、彼を飾り物だとでも思っているのか?」

「それはもう気にせず、臨機応変に行動しよう」と乔五は歯を食いしばりながら言った。

言い終えると、乔五は振り向いてホテルを出て行き、慎重に天梯に向かった。

この時点で、シンギョクはすでに苦しみながら17層に登った。

彼が17層に触れた瞬間、体全体が突然炎に包まれた!

この炎は内外から出てくるもので、五臓六腑まで打撃を受けた!

彼が流した血までもが、この瞬間に炎の海に変わった!

「シンギョク!」下から、人々が驚きと怯えで大声を上げた!

シンギョクの全身が火に包まれ、その火は彼の肉体と神識を全て消費しようとしていた!

「神と身が両方とも消滅する...」薬神閣の閣主は低くつぶやき、顔には一瞬の不安が見えた。

誰も強引に天梯を登ることはなかったので、何が起こるだろうと誰も知らない!

もし無理に天梯に登ることで神と身の両方が消滅するなら、全てが終わりになる!

「あぁ!!」

炎に包まれても、シンギョクはまだ諦めていなかった!

彼の肉体はほとんど痩せ細り、血液はまるで焼き尽くされてしまったかのようだった!

「私は是が非でも心法を手に入れる!」シンギョクの怒号とともに、彼の体は金色の大閃光を放った!

一筋一筋の神の意識の力が、眉間から飛び出した!

この神の意識の力が、シンギョクの体と一緒に、18層に向かって突進した!

「これ...これは神識か!」この瞬間、薬神閣の閣主も驚愕した!

その火の玉は意識を取り戻したかのように、シンギョクの神識に突進していった!

だがその時、シンギョクの体が驚きの動きを見せた!

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