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92章 黒い箱、赤札と……气血丹!

江南大学都市に戻った後、宋・周昂はすぐに赵雅雅を探すのではなく、まず薬師が購入したあの5階建てのビルへ行った。

今、彼の手には、壇主の黒い持ち運び箱があり、その中には壇主が購入した4種類の稀有な中薬がある可能性がある。そのいくつかの中薬を赵雅雅が見つけてしまったら、宋・周昂は黄河に……いや、太平洋に飛び込んでも洗いきれない。

その場合、間違いなく赵雅雅は宋お母さんに電話をかけ、そして明日、宋お母さんは飛行機で江南大学都市に到着するだろう。

そして、誰が壇主の持ち運び箱の中に、さらに恐ろしい、誤解を招くような物が何もかもあるかを知る者はいるだろうか?

この持ち運び箱をまず整理しなければ、どうやって赵雅雅に会いに行くのだろうか?

鍵を持っているため、ドアを開けて3階に行ったところ、薬師が一人でコーナーに蹲ってスマートフォンでゲームをしているのを見つけた。江紫煙の姿は見えなかった。

「先輩、お忙しいですか?」と周昂が薬師に歩み寄り、声をかける。

薬師は江南大学都市に来てからずっと淬体液の改良に忙しくて、休んでいるところを見たことがない。今日は珍しく休んでいるのか?

「ほぉ、周昂が帰ってきたんだね。」と薬師は頭を上げずに、画面上で指を素早く動かしていた。

「何をしているのですか?」と周昂が覗き込む。

すると、彼は驚愕した。

薬師が他人の農場で野菜を盗んでいるとは!彼の盗んでいる友達リストには、黄山真君が主演で、北河散人、玄女門の雲雀子、雲遊僧通玄など、「九州1号グループ」の目に馴染みのある人物や、グループ内で有名な先輩たちの名前がリストされていた。

さらに、三海五島主、洋竜二洞主、七星拳宗副宗主……など、一見して修行者の世界の人物であることがわかるIDもあった。

まさか……最近の修行者の世界の先輩たちはみんな暇すぎるのか? これだけたくさんの人が時間を農場から野菜を盗むゲームに費やしているのだろうか?

あなた方の弟子は泣くのでしょうか!?

あなた方の宗主も泣くんですよ!?

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