一筋また一筋と剣意が空気を切り裂き、引き裂かれていく中、強大な気配が爆発的に広がった!
二人は少しも手加減せず、葉辰の急所を直接狙った!
葉辰の手にある斬竜剣から殺気が爆発し、少しも恐れを見せなかった!
彼はさらに血竜の力をその中に注ぎ込んだ!
意外だったのは、江海山と老婆の実力が、修練境界で言えば、離合境後期に迫るほどだったことだ!
彼との差は極めて大きかった!
葉辰の剣技が強大であっても、二人の頂級強者の巅峰の力の前では、疲労の色を見せ始めていた。
体はさらに絶え間なく後退していった!
ついに、葉辰の手から斬竜剣が振り切られてしまった!
江海山と老婆の目に喜色が浮かび、直接葉辰の首と心臓を狙って突進した!
一度刺されれば、葉辰は必ず死ぬ!
江剣鋒は表情を変え、葉辰を助けようとしたが、江老爺の側にいた一人の老人に阻まれた。
「若様、手を出さないでください」
江剣鋒は老爺を睨みつけ、怒声で言った:「父上、二人の高手を使って葉辰一人を相手にするなんて、あまりにも卑怯ではありませんか。今なら葉辰の価値がお分かりでしょう!彼を殺せば、江家の損失になります!」
江老爺は瞳を細め、確かに葉辰の価値に気付いていた。二人に手を止めるよう命じようとした時、一声の咆哮が大地を震わせた!
「剣よ、来い!」
葉辰の手から振り切られた斬竜剣が、彼の手元に舞い戻るのが見えた。
すると、葉辰の身から発する気配が完全に変化し、さらに目を閉じた!
江海山と老婆は様子がおかしいと感じたが、手を止めることはなかった!
寒光が急速に迫る!
その時、葉辰が突然目を開いた!
血に飢えた気配が広がっていく!
「潜竜斬蒼穹!」
怒号が響き渡り、かすかに一条の血竜の虚影が猛然と飛び出し、斬竜剣はさらに幾重もの剣光となった。
その時、江家の結界が光り、慌てた様子の江姵蓉が駆け込んできた!
目の前の光景を見て、彼女の体は硬直した!
「ドン!」
葉辰が一剣を振り下ろすと、江海山と老婆の手にある剣は直接粉々に砕け散った!
さらに四方八方に散らばっていく!
それでも、破天剣意は全く止まる気配を見せない!
まるで悪竜のように二人に向かって突進していく!
二人は既に異変に気付いていたが、阻止しようとしても間に合わなかった!
この一剣は極限まで霸気に満ちていた!
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