奇妙なことに、動かせるはずの二つの墓石のうち、一つが完全に砕け散ってしまった!
あの強者が出てきたのだ!
輪廻墓地の第四の強者、霊符盟の滄海平!
しかも、誰も動かしていないのに!
「崑崙虚のそれらの勢力など、私の目には何の価値もない!霊符の道は全てを断ち切れる!」
その老いた声が再び響き渡った!
葉辰は思わず頭を上げ、蒼穹を見上げた!
一人の老人が天空に浮かんでいた!
彼の足元には一筋の流光が!
流光の上には、古い符文が刻まれていた。
「なんてこった!お前は…」
この時の葉辰は完全に驚嘆していた!
霊符盟の滄海平はこの瞬間を楽しんでいるようで、淡々と言った:「お前は霊符の道があまりにも強大すぎると言いたいのか?」
葉辰は滄海平を横目で見て、興奮して言った:「実は言いたかったのは、なぜ今出てきたんですか!十数時間後に出てきてくれてもよかったのに!」
葉辰はこのチャンスを無駄にしたくなかったのだ!
このような切り札は最も必要な時に使うべきだ!
滄海平は葉辰を横目で見て、一歩踏み出し、直接葉辰の前に現れた。
「お前という愚かな後輩よ、輪廻墓地がなぜお前を選んだのか本当に理解できん。」
「お前が知りたがっていることを教えてやろう。私が手を出さなければ、少なくとも三日は持ちこたえられただろう。」
「今のお前の丹田の問題は、私、滄海平が解決してやれる!さらにお前をより強くすることもできる!」
葉辰はようやく落ち着きを取り戻した。これは彼にとって最高の結果だった。
「先輩、どうかご助力を!」葉辰は手を合わせて真剣に言った。
滄海平は葉辰の態度に満足げだった:「私、滄海平は生涯弟子を取らなかった。お前は私の弟子となって、霊符の道を発展させる気はないか!」
葉辰は頷いた:「弟子、喜んで。」
「よろしい。」滄海平は頷き、腕を振ると、空気から一枚の黄紙が凝集された。
その後、滄海平は指を動かし、無数の真気が渦巻き、その黄紙の上に数個の古い文字が現れた。
文字が現れると、輪廻墓地全体が震動し始めた。
「この符は凝丹符という。丹田を強化するだけでなく、丹田を癒すこともできる。これを師からの贈り物としよう。」
言葉が落ちると、滄海平の手から精血が放たれた!
精血が霊符に衝突すると、燃え上がり始めた。
「凝!」
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