第217章 天変地異！（4度目の更新、購読をお願いします！）

葉凌天は葉辰を特別な部屋に連れて行った。部屋には電話が一台置いてあった。

電話は複数のコンピューターに接続されており、少し不気味な様子だった。

「殿主、この電話が一番安全です」

「わかった」

葉辰は直接馬偉奇に電話をかけた。

「もしもし、どちら様ですか？」電話の向こうから疑わしげな声が聞こえてきた。

「葉辰だ」

その声を聞いて、馬偉奇は表情を変え、急いで静かな場所に移動した。

そして、真剣な口調で言った。「葉さん、やっと連絡が取れました。大変なことになっています！」

「何があった？」葉辰は眉をひそめて尋ねた。

「まず一つ目は、唐傲が還暦祝いの場所を変更しました。江南省の雲湖山荘になりました！」

雲湖山荘という言葉を聞いて、葉辰の瞳に冷たい殺意が宿った！

「雲湖山荘は江城にあるはずだが？」

「葉さん、江城の雲湖山荘はもう営業していません。奴らが江南省に新しく作ったんです！唐傲がそこを選んだのは、葉さんを挑発するためです！そこには多くの強者が待ち伏せしています。絶対に来てはいけません！」

葉辰は黙ったまま、怒りを込めて言った。「二つ目は何だ！」

「楚淑然という女が、今朝早く江南省武道協会の強者たちを連れて江城に向かいました！」

「江城に行くことが俺に何の関係がある？」

葉辰の口調は非常に冷淡だった。

楚淑然は確実に死ぬだろう。しかし今は唐傲を先に動かさなければならない。

このような虫けらに手を下す価値はない。

馬偉奇は数秒躊躇した後、突然口を開いた。「彼らは江城で沈海華と何か焼き肉屋の一家を探すと言っていました」

「バン！」

その言葉を聞いた葉辰は、一撃で壁を殴り砕いた！

瞬時に、壁には大きな穴が開いた！

傍らの葉凌天も驚いて固まった！

「殿主……」

言葉が終わらないうちに、葉辰は振り返り、全身に強烈な殺気を纏っていた。

彼は何度考えても、楚淑然があの一家と沈海華に手を出すとは思いもよらなかった！

死にたいのか！

……

江城、天正グループ。

葉辰は飛行機を降りるとすぐに猛スピードで駆けつけた。

天正グループに到着すると、正門が完全に破壊されているのを発見した！

明らかに古流武術家の仕業だった！

それだけでなく、門前は血まみれだった！

葉辰は足元に蒼龍幻身決を凝縮させ、中に突入した。