第132章 本当に卑劣！（3連続更新、推薦票募集中！）

「所謂の陳家宗師がどれほどゴミなのか見てみたかっただけだ。今となっては、もう見る必要もないな」

葉辰は躱すのを止め、その場で残像と化し、突然力を放った。

次の瞬間、陳宝国に向かって突進した！

冷たい殺気が完全に爆発した！

陳宝国は冷笑し、同じように拳を放った！この一撃の強大な気は直接彼の服を引き裂いた！その威力は恐ろしいものだった！

「気で服が破れた！陳宗師はすごすぎる！」

「あの小僧が陳宝国と真正面から戦うなんて、まさに自殺行為だ！」

「江城葉家も終わりだな、ハハハ！」

「こんな無能な家族は、淘汰されるのが運命だ！」

葉辰と陳宝国が正面衝突するのを見て、群衆は騒然となった。

台下の応擎は非常に真剣な表情で、葉辰に何か問題が起きれば、すぐに台に上がり、何を犠牲にしても葉辰を救うつもりだった！

舵主の後ろにいる葉凌天も気を漲らせ、冷たい殺気が会場全体を覆った。

彼がいる限り、誰も殿主に手を出すことはできない！

誰も！

「ドン！」

ついに、武道台上で、二つの拳が激突した！鈍い爆発音が響いた！

陳宝国の狰狞な顔が突然色を変えた！

彼は極めて強い衝撃波が押し寄せてくるのを感じた！

腕に千斤の反動が伝わり！思わず冷気を吸い込んだ！

まさか！

秘法で力の一部を逸らしていなければ、腕全体が潰されていたかもしれない！

しかしその衝撃波は全く収まる気配がなく、陳宝国は血気が上昇するのを感じ、次の瞬間、体が数メートル吹き飛ばされた！

武道台から落ちそうになった陳宝国は、拳を爪に変え、武道台の縁の石に掴みかかり、力を爆発させ、豹のように跳ね上がり、再び葉辰と向き合った。

この瞬間、世界は死のような静寂に包まれた！

全員が目を見開いて、信じられない様子だった！

一撃で、古流武術界に数十年も身を置いた陳宝国がほぼ敗北しかけたのだ！

金冷雁は呆然とした！

応擎は頭が真っ白になり、書類を握る手は汗でびっしょりだった！

キャップの下の葉凌天の口元に笑みが浮かんだ。

殿主はやはり殿主！彼は人を見る目を間違えたことはない！

瞬時に、群衆は反応し、どよめきが起こった！

葉辰の一撃は陳宝国の力を打ち砕いただけでなく、その場にいた武術家たちの葉辰に対する認識も打ち砕いた！

重要なのは葉辰がまだ二十歳そこそこだということだ！