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第445章 竜霊を吞む!

二人が竜霊に向かって突っ込んでいった!

賀騰は顔色を変え、怒鳴った。「秦玉、貴様!」

「何を恐れることがある!見つけた者の物だ!」秦玉は冷笑した。

このような稀代の聖物を、誰が欲しがらないだろうか!

賀騰は歯を食いしばり、呪文を唱え始めた。奇妙な力が秦玉に向かって放たれた!

この力は人の神識に影響を与えるようで、秦玉は頭がぐらぐらし、転びそうになった!

その一瞬で、賀騰と秦玉の距離は開いた!

「ふん、この竜霊は必ず手に入れる!」秦玉は冷たく言った。

次の瞬間、秦玉は縮地の術を使い、竜霊に向かって突進した!

賀騰の顔は真っ青になった!この竜霊のために、どれほどの苦労を重ねてきたことか。もし秦玉に奪われたら、生きている価値もない!

「死ね!」賀騰は激怒した!

彼は即座に頭上の法器を発動させ、秦玉に向かって放った!

秦玉の前に再び障壁が現れた!

「またこの技か?」秦玉は冷笑を重ねた。

「同じ法器を持っているのに、この術法が私を止められると思うのか!」

秦玉は雄叫びを上げ、金色の拳を打ち出した!

「バキッ!」

障壁は砕け散り、虚無と化した!

秦玉の姿が再び躍動し、竜霊に向かって突進した!

賀騰の速さは、秦玉の縮地の術に及ばなかった。

それに慌てふためき、冷や汗を流した!

「秦玉、死ね!」賀騰は狂ったように、法器を発動させ、押さえつけようとした!

土壺は重圧の力を帯びて、ゆっくりと漂ってきた。

秦玉は頭上に大山が乗っているかのように感じ、体が地面に押しつぶされそうになった!

「お前に法器があるなら、私にもある!」秦玉は冷たく哼んだ。

そして、五岳の尊山を発動させ、土壺を弾き返した!

それだけでなく、秦玉は五岳の尊山を投げ出し、賀騰を押さえつけようとした!

秦玉の法器は明らかに一枚上手だった。

五岳の尊山は賀騰の頭上で無限に拡大し、そして賀騰に向かって激しく押し下げられた。

「ドン!」

五岳の尊山の重圧に、賀騰はなすすべもなかった!

ついに、彼の体は地面に押しつぶされた!

「シュッ!」

秦玉はこの機会を逃さず、大きく踏み出して、竜霊を手に掴んだ!

竜霊は秦玉の手の中で淡い金芒を放ち、一見したところ、普通の金丹とさほど変わらないように見えた。

「これが竜霊か?」秦玉は竜霊を観察し、目に興奮の色が浮かんだ。

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