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第434章 顔お爺さんの逮捕

「お前の全てが私のものだ!」小茹は狂ったように叫んだ。

秦玉は冷笑して言った。「お前のような人間に、協力する資格があるとでも?」

「余計な話はいい!」小茹はますます狂気を帯びていった。

「安心しろ、殺しはしない。監禁して、毎日生きるのも死ぬのも許さないようにしてやる!」

「お前は薬神閣の長老だろう?全ての丹方を吐き出させてやる!たくさん持っているといいわね、そうすればもう少し長く生きられるから...」

目の前の狂気じみた女を見て、秦玉の心の中の嫌悪感が更に増した。

「欲しいものは私の体にある。さあ、来い」秦玉は冷たく言った。

小茹は手の扇子を強く握り締め、激しい気勁が瞬時に周囲を包み込んだ。

彼女の全身から気が漏れ、髪が舞い上がり、まるで狂った女のようだった!

「お前を廃人にしてやる!」小茹は凄まじい叫び声を上げ、体が宙を舞うように近づいてきた。

彼女の手にある扇子から異様な気配が漂い、艶やかな赤い光が次々と浮かび上がった。

この光は人の神経に染み込むような、異様な感覚を与えた。

「法器か?」秦玉は眉を上げた。

彼はようやく気付いた。小茹が手に持っている扇子が、なんと法器だったのだ!

しかも、並の法器ではない!

「目が利くじゃないの。でも、分かったところで無駄よ!」小茹は狂ったように叫んだ。

その扇子は鋼刀のように、秦玉の腰めがけて激しく切り付けてきた!

「カン!」

鋼鉄が衝突するような音が、耳を劈くように響き渡った!

小茹は数歩後退し、手のひらは衝撃で痛みを感じていた!

「良い道具だ。だが使い手次第だな」秦玉は冷たく言った。

小茹は表情を変え、冷笑した。「その肉身は想像以上だわ。でも内勁の支えがなければ、ただの生ける屍よ!」

言い終わると、小茹は手を振り、扇子から無数の弾丸のような気が迸った。

「バンバンバン!」

気が秦玉の肉身に当たり、パチパチという音を立てた。

秦玉は雨に打たれているかのように、体に白い点が次々と現れたが、傷一つ負わなかった。

「なんて強い肉身」小茹は表情を変えた。

彼女はもはや油断できないと悟り、すぐに両手で扇子を握り、内勁を扇子に流し込んだ。

瞬く間に、彼女の前に巨大な絵が現れた!

絵の中からキバを持つ猛獣が現れ、太古からの殺気が人を戦慄させた!

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