第413章 この地に踏み入る者は、生かしては置かぬ！（3/10）

葉辰と二人の女性は高所から下の状況を見下ろしていたが、百里雄と鄭仁決たちの姿は見当たらなかった。

予想通り、彼らは洞窟に入ったようだ。

「葉さん、どうやって下りましょうか。この百人の実力は侮れませんし、特に彼らの持っている武器に気付きましたか？」

朱雅が不安げな眼差しで尋ねた。

葉辰は目を細め、驚いて言った。「その武器に何か問題があるのか？」

朱雅は頷いた。「私の推測が正しければ、その武器は古流武術家や修錬者を対抗するために特別に作られたものです。威力はそれほど強くありませんが、数十本もあれば深刻な問題になります。」

「葉さん、強引に下りれば必ず危険が伴います。」

葉辰が目を細めて何か言おうとした時、数人の見覚えのある人影がこちらに向かって飛んできた。

その見覚えのある人々を見た時、彼の表情が変わった！

江剣鋒！自分の叔父！なぜここに？

江剣鋒だけでなく、江海山やその他見たことのない数人の高手もいた。

龍脈に対して、江家も黙っていられなくなったのか？

江剣鋒はこの場所にこれほど多くの人がいることを予想していなかった。特にこれらの人々の気配と手にしている武器は非常に危険だった。

長老から受け取った情報は明らかに間違っていた。

大戦は既に終わっており、彼は遅すぎた。洞窟の入り口を見て、かなりの人数が既に龍脈の地に入ったと推測した。

「若様、私たちがここで彼らを足止めします。あなたは何とか洞窟に入る方法を考えてください。長老から死命令が出ています。死ぬか、あなたを中に送り込むかです。」

江海山は真剣な表情で言い、腰の長剣は既に抜かれそうになっていた。

後ろにいる江家の強者たちも、戦う準備を整えていた。

その時、一つの人影が遠くから江剣鋒に向かって歩いてきた。

「おや、これは江家の若様じゃないか。どんな風があなたをここまで吹き寄せたのかな？」戦闘服を着た男が言った。

江剣鋒はその男を見て冷笑した。「王聖兵、秦嶺に観光に来ることすら許されないのか？」

江剣鋒はもちろんこの男を知っていた。数日前の武道台での戦いで、彼の対戦相手が王聖兵だった！

最終的に、王聖兵は彼の手に敗れ、彼は王聖兵の順位を奪った。

二人はすでに死敵となっていた。

文に第一なく、武に第二なし。