「秦長老、無理をするのはやめて、降りてきなさい!」皆が次々と叫んでいた!
しかし秦玉は頑固に、上方にある大きな手を見上げながら、歯を食いしばって言った。「必ず登り切ってみせる、絶対に!」
この時の秦玉は、すでに下腿が折れ、左手の指はさらに粉々に砕けていた!
このような状態で上に登ろうとするのは、まさに天に登るようなものだった!
「足も折れているのに、どうやって登るというのだ?」喬五は冷笑を浮かべた。
天梯の上で、秦玉は苦しそうに足を上げ、第七層へと這い上がっていった。
第七層に踏み出した時、秦玉の左足は完全に骨折した。
第八層では、右足が砕けた!
皆が秦玉が諦めると思った時、彼は自分の両手で階段を掴み、上へと這い上がっていった!
「なぜそこまで無理をするのか....」五長老は小声で呟いた。
桃子は涙を流し、顔を覆って、もう見ていられなかった。
第九層、第十層、第十一層....
秦玉は両足が砕けた状態で、必死に第十一層まで這い上がった!
第十一層に這いつくばった秦玉は、すでに力尽きかけており、体はほとんど崩壊寸前だった。
表皮も内臓も、極めて大きな衝撃を受けていた。
第十一層に横たわる秦玉の目の前の世界は絶えず回転し、まるで秦玉を振り落とそうとしているかのようだった。
「お前にはできない、降りろ」秦玉の脳裏に、見知らぬ声が響き渡った!
この声は極めて魅惑的で、神識に直接影響を与え、思わず従いたくなるような力を持っていた!
秦玉でさえ、一瞬惑わされてしまった。
彼は体を揺らし、飛び降りたい衝動に駆られた。
「秦玉、諦めてはいけない。私はあなたならできると信じています」その時、脳裏に別の声が響き、適時に秦玉を引き止めた!
秦玉の虚ろな目に、突如として強い決意の光が宿った!
彼は怒鳴った。「くそったれ、できるできないはお前が決めることじゃない!」
一瞬のうちに、秦玉は狂ったように、血まみれの指で階段を掴み、第十二層へと必死に這い上がっていった!
ついに、秦玉は第十二層に到達した!
しかし、この時の秦玉は、もはや人の形をしていなかった。
一目見ただけで、まるで一塊の腐肉が天梯の上でうごめいているようだった!
「まさか第十二層まで登れるとは」閣主はこの光景を見て、思わず驚きの表情を浮かべた。
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