第425章 ご自愛ください！（5更！）

林絶竜と林の父親はその血盟の長老の言葉を聞いて、顔色が変わった！

林家も本来は秦嶺の龍脈を狙っていた！

しかし情報を得るのが遅すぎ、さらに最近は葉天正の件で手一杯だった！

気づいた時には、龍脈はすでに閉じていた！

それだけでなく、大半の勢力が壊滅した！

しかし今、この血盟の長老が、誰かが龍脈の地で2日間も過ごしたと言うのだ？

龍脈は極度に熱く、古流武術家はおろか、修錬者でさえこの温度下で長く持ちこたえられるとは限らない。

林絶竜は眉をしかめながらも尋ねた：「閣下、その情報は確かなのですか？」

「ふん！」血盟の長老は冷たく鼻を鳴らし、一枚の写真を取り出して投げた。「我が血盟の弟子が直接私に渡した写真だ。まだ何か言うことがあるか！」

「それに、葉辰の他にもう一人捕らえなければならない。写真の若者だ！この若者は龍脈の地で2日間過ごしていた。間違いなく宝物を持っているはずだ！」

林絶竜は写真を受け取って一瞥したが、写真に写る高慢な青年を見た時、瞳孔が開いた！

林の父親も一目見て、表情が一瞬にして恐怖に変わった！

血盟の長老は様子がおかしいのを感じ取り、尋ねた：「もしかしてこの若者を知っているのか？」

林絶竜の瞳には冷たい殺気が宿り、その写真を握りしめながら顔を上げて言った：「閣下、この者こそが先ほど申し上げた葉辰です」

この言葉を聞いて、血盟の長老は思わず息を呑んだ！

こんなに若くして、幽魂の法器を破り、千人以上の中で生き残り、さらに龍脈の地で2日間も過ごせるとは！

恐ろしい！

「この若者の素性は？師門について何か知っているか？」血盟の長老が口を開いた。

林絶竜は首を振った：「この葉辰は5年前には無能な者でしたが、5年後、なぜか極めて強い実力を身につけて戻ってきました。どこに行っていたのか、どれだけ調べても分かりません。彼の背後の師門に至っては、どこから調べればいいのかさえ分かりません！」

「私は、この者が崑崙虚に行ったのではないかと疑っています。そうでなければこの修為は説明がつきません」

林絶竜は言った。

彼は実は葉辰があの事件と関係があるのではないかと疑っていた。

しかし葉辰がもし本当にあれを手に入れていたのなら、これほど長く無能でいるはずもなく、さらに両親が殺されるのを目の当たりにして、何の反応も示さないはずがない。