第381章 包囲攻撃！

顔四海の身には殺気が漂い、緊迫した空気が張り詰めていた！

「兄さん、まずは閣主に私の娘の病を治療させてください」顔永修の声も冷たくなっていた。

顔四海は顔永修を一瞥し、軽く鼻を鳴らして言った。「いいだろう。だが警告しておく。変な真似はするなよ！」

その言葉を残し、顔四海は踵を返して立ち去った。

「閣主、お手数をおかけします」顔永修は手を合わせて言った。

閣主は軽く頷き、そして言った。「皆さん、外へお願いします」

全員を追い出すと、部屋には閣主と顔若雪の二人だけが残った。

閣主は顔若雪の傍らに歩み寄り、手を上げて、そっと顔若雪の額に当てた。

すると、霊気が顔若雪の天辺から全身へと流れ込んでいくのが見えた。

この手法は、秦玉のものとよく似ていた。

しばらくすると、顔若雪の顔色が和らいできた。

彼女はベッドから起き上がり、少し弱々しく言った。「あなたが薬神閣閣主ですか？」

閣主は軽く頷き、言った。「まず横になりなさい」

しかし顔若雪は少し興奮した様子で閣主の腕を掴み、言った。「秦玉は今元気にしていますか？私からの言葉を伝えていただけませんか？どうか京都には来ないでと」

その言葉を聞いて、閣主は一瞬黙り込んだ。

「秦玉からもあなたへ言付かっています」閣主は言った。

顔若雪は閣主を見つめ、目には緊張と期待の色が浮かんでいた。

「彼は言っていました。心配するなと。この半年で、顔家と対抗できるまでに成長すると」閣主は言った。

「九月九日に、あなたを迎えに来ると」

「そして...あなたと顔様のために顔家を取り戻すと」

閣主の言葉を聞き終えると、顔若雪は涙を浮かべながら笑った。「このバカ...私は顔家なんてどうでもいいのに...」

「でも彼は気にしています」閣主は静かに言った。

「秦玉にとって、あなたに苦労をかけたくないのです。彼のせいで、顔家を失い、お嬢様の身分を失うことも望んでいません」

顔若雪は呆然と閣主を見つめ、思わず涙があふれた。

「半年...半年で何が変わるというの」しばらくして、顔若雪は苦笑いを浮かべた。

「自分の身体を大切にしなさい。彼を信じて。彼の中には想像を超えるエネルギーが秘められているのですから」閣主は淡々と言った。

顔若雪は暫く黙っていたが、やがて力強く頷いた。「私は彼を信じます」