第361章 万人を蔑視！（4更）

この瞬間、場内は静まり返った。

全員の目が地面に転がる首に釘付けになっていた。

これは血梅殿の殿主の首なのだ！

群竜の頭が直接斬首された！

四大長老までもが一刀で体を切り裂かれた！

この光景を誰かに話しても、信じる者などいないだろう！

しかし、それは確かに彼らの目の前で起きたのだ！

しかも、二十歳そこそこの若者がやってのけたのだ！

今宜、華夏に一人の最高峰の強者が現れた！

この瞬間、誰が葉辰に敵対できようか？

誰が敢えて！

陸凌峰と陸寒霜は頭を下げ、戦濤の歪んだ首が彼らの目に鮮明に映っていた。

彼らは数え切れないほどの人を殺してきた。このような血まみれの首に恐れを抱くはずがなかった！

しかし、この瞬間、二人の心には恐怖しかなかった！

戦濤は死んだ！血梅殿の中核メンバーは全員死んだ！

この瞬間、残された数十人は全て、遠くにいるあの若者の影に覆われていた。

これじゃどうしようもない！

まったく同じレベルの相手ではないのだ！

陸寒霜は苦労して頭を上げ、遠くの葉辰を見つめた。

その細い影は数メートルもの高さに伸び、まるで巨人のように、彼を影で覆っていた。

しかし、この時の葉辰は斬竜剣を地面に突き刺し、右手でしっかりと支えていた。

彼は極限まで苦しんでいた。

この一撃は、戦濤と血梅殿の長老たちを殺したが、彼の体に極めて深刻な影響を与えていた。

一瞬、自分の体が爆発しそうな感覚さえあった！

今の彼の丹田には真気が一切残っていない！

彼の体はよろめき、斬竜剣で支えていなければ、間違いなく倒れていただろう！

強烈な疲労感が襲い、意志が少しでも揺らげば、地面に崩れ落ちるに違いない。

惨めな姿。

この一撃は、彼の全てを使い果たした。

彼は斬竜剣を握る手を少し下げ、五本の指が剣身に触れた。

真気がなく、彼の指がわずかに縮み、血が滲んだ。

傷の痛みで少し意識が戻った。

その後、葉辰は頭を上げ、まるで九幽地獄から来たような目で皆を見渡し、一字一句はっきりと言った：「まだ誰か不服な者がいるなら、出て来い！」

彼の声は血梅殿に響き渡った！

轟く雷のように！

極寒の殺意を帯びて。

この瞬間、人も剣も、何物をも恐れていなかった。

気配を放つ必要もなく、これらの人々の心を震わせるのに十分だった！