第125章 武道台！（連続更新！推薦票募集！）

陳宝国も言った。「これも私の今唯一の疑問だ。この若者は至る所で殺意を持った技を使い、手段は残忍だが、ビデオだけではこの若者の本当の実力が全く分からない。しかし、考えてみれば、この小僧はまだ二十歳そこそこで、武道の修行もたった5年だけだ。たとえ相手が天才的な才能を持っていても、私たちのような数十年の修行を積んだ者の相手にはなれないはずだ！」

「では陳宗師は、まだ武道台でこの者に挑戦するおつもりですか？」蒋元礼が尋ねた。

陳宝国は画面の葉辰を睨みつけ、怒りの声で言った。「もちろんだ！奴は私の一族を残虐に殺害した。奴を殺さなければ、私の武道の境地は一歩も前に進めない！このまま放置すれば、皆が陳家はこの小僧を恐れていると思うだろう！

元々は一撃で奴を斬り殺すつもりだったが、今となっては相手の実力も悪くないようだ。ゆっくりと拷問してやるしかない。」

蒋元礼は葉辰の様子を見て、なぜか心の中に不吉な予感が漂っていたが、陳宝国の決意が固いからには当然支持しなければならない。彼は目を細め、口を開いた。「もしこの小僧が応戦するなら、袁老を審判に頼もう。私と袁老の親交を考えれば、たとえこの小僧に勝算があっても、ゼロにしてやれる！」

武道台の挑戦では、常に数名の強者が審判として公平を保つ。

陳宝国は袁老先生の名を聞いて、息を呑んで興奮した様子で言った。「まさか、かつて華夏宗師ランキング400位に入った袁老なのか！」

蒋元礼は頷いて「そうだ！この小僧が何を持って勝とうというのか、見物だ！」

……

江城大都マンション。

葉辰と夏若雪が帰宅したばかりで、まだ腰を落ち着ける間もなく、玄関が開いた。

入ってきたのは夏若雪の母親だった！

母親は夏若雪の前に来て、娘の体の隅々まで丁寧に確認しながら「若雪……大丈夫なの？どうして突然連れて行かれたの？」

夏若雪は母親のこのような無礼な態度に眉をひそめたが、それでも「お母さん、実は何でもないの、ただの誤解だったわ」と答えた。