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第106章 天正グループ、帰ってきた!(推薦票お願いします!)

葉辰は二つの三品七紋の青霊丹を箱に入れ、慎重にポケットに収めた。

良いものは、当然最後まで取っておくべきだ。

残りの二つは一気に飲み込んだ。

瞬時に、薬の香りが漂い、強烈な気が丹田の中で絶え間なく衝突していた!

「突破が来る!」

葉辰は大喜びし、急いで盤座して、《九天玄陽決》を運転した。

この時の彼は、まるで微妙な境地に入ったかのようだった。

すべてが言葉では表せないほど素晴らしかった。

彼の周身は赤い光に包まれ、強大な気は地面さえも震わせていた。

しばらくすると、黒い石が葉辰のポケットから飛び出した。

直接彼の頭上に浮かび、その後、光の柱が天に向かって立ち上った!

「破!」

葉辰は怒鳴り、体の束縛を全て打ち破った!

修為が急速に上昇する!

開元境第六層、成功した!

しかしこれはまだ終わりではなかった。第六層はもともと突破寸前だったし、薬効もまだ完全に解放されていなかったからだ。

「もう一度!」

数時間後、部屋の中にまた突破の気配が訪れた!

……

翌朝八時になって、葉辰はようやく目を開いた。彼の境地は既に開元境第七層で安定していた。

一晩で二つの小境界を突破するなんて、まさに信じられないことだった。

「青霊丹がこんなに凄かったのか?」

葉辰は心の中で疑問に思った。彼が服用したのは普通の青霊丹に過ぎず、こんな驚異的な効果があるはずがないと。

突然、彼の瞳が凝固し、頭上に浮かぶ黒い石に気付いた。

手を伸ばすと、黒い石は即座に彼の手のひらに落ちてきた。

「お前のおかげか?」

葉辰は目を閉じ、瞬時にあの輪廻の墓地に到達した。

相変わらず荒涼としていた。

百基の墓碑の中で、変化があったのはたった一基、「煞拳宗、羅雲天!」だけだった。

墓碑の上には光が流れ、その光は絶えず回転し、まるで古い文字のようだった。

明らかに、これは墓碑が引き寄せられる兆しだった。

葉辰は確信していた。自分が望めば、この所謂羅雲天が目の前に現れるだろうと。

しかし一度きりのチャンスなので、必要な時まで葉辰は当然使用しないだろう。

これは現時点での彼唯一の切り札だった。

華夏はそう単純ではない、切り札を持っておくのは悪いことではない。

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