第401章 突破が迫る

巨穴の中。

秦玉と小魚は一通り探索を行った。

しかし残念ながら、この仮面以外には何もなかった。

あるのは、ただ無尽蔵の陰気だけだった。

「ここは陰気が濃密だ。ここで修行しよう」と秦玉は小魚に言った。

小魚は頷き、秦玉の傍らに座り、この巨穴からの陰気を吸収し始めた。

無尽蔵の陰気が、小魚の体内へと流れ込んでいく。

その速度は、秦玉をはるかに上回っていた。

むしろ小魚の影響で、秦玉の陰気吸収が困難になるほどだった。

これは秦玉の考えを裏付けた：

小魚とあの鬼面の仮面の間には、必ず深い繋がりがあるはずだ！

仕方なく、秦玉は小魚を石造りの家で一人修行させることにした。

そして秦玉は、巨穴の底の明るい場所に座り、ゆっくりとこの巨穴の陰気を吸収していった。

混沌体として、秦玉は生まれながらの優位性を持っていた。

陰気の吸収は極めて順調で、心法の運転と共に、秦玉の進歩は日進月歩だった。

今や秦玉は宗師頂点の境にあり、あと一歩で大宗師の境界に踏み入れることができる！

「大宗師に踏み入れる時、必ず天劫を引き起こすだろう。その時は隠し通すことは難しいだろうな」秦玉は頭を上げ、巨穴の上の人々を見つめながら、心の中で思った。

もちろん、秦玉が大宗師になれば、もはやあの連中を恐れる必要はない。

同じ境界内で天下無敵というのは、決して誇張ではないのだから。

時は刻一刻と過ぎ、秦玉は飢えた者のように巨穴の陰気を吸収し続けた。

あっという間に、三日が経過した。

そして上の人々は、依然として待ち続けていた。

「くそっ、こんなに時間が経ったのに、あの緑帽野郎は死んでないのか？」景世宏は我慢できずに呟いた。

顔浩然は景世宏を一瞥し、「焦るな、じっくり待とう」と言った。

そう言いながらも、顔浩然の心にも少しの焦りがあった。

いつまで待てばいいのか誰にもわからず、この巨穴の中に本当に宝物があるのかどうかも不明だった。

またたく間に、さらに三日が過ぎた。

しかし巨穴の中からは依然として何の動きもなかった。

景世宏はもう我慢できなくなっていた。

彼は巨穴の上に這いつくばり、大声で叫んだ。「緑帽野郎、お前まだ死んでねえのか！」

秦玉は目を開き、静かに言った。「お前が死んでも、私は死なないさ」