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第208章 怒れる顔若雪!

秦玉は冷たい表情で、一言も発しなかった。

彼の体は、数本の太い鉄鏈で縛られ、身動きが取れなかった。

袁弘は秦玉を睨みつけ、冷ややかに言った。「お前のその傲慢な態度が気に入らないな。」

秦玉は目を閉じ、袁弘の相手をする気も起こらなかった。

これは明らかに袁弘の怒りを更に煽った。

「小僧、来世では性格を改めることだな!」袁弘は怒鳴り、両手を広げると、周囲に光が輝き始めた!

この陣法は、かつて秦玉が仕掛けた陣法と、似たような効果があるようだった!

ただし、袁弘のこの陣法は、威力がより強大なようだった!

陣法の発動に伴い、袁弘の周身が光り始めた!

彼は地を踏み、体が宙に浮かび、両手に二つの巨刃を凝縮させた!

「死ね!」袁弘は怒鳴り、下へと突き下ろした!

瞬時に、その二つの巨刃が空から秦玉めがけて激しく切り込んだ!

「ガン!」

二つの巨刃は的確に秦玉の胸に命中した!

しかし驚くべき光景が起こった!

この二つの巨刃は秦玉に全く傷をつけることができず、ただ肉体に白い跡を残しただけだった!

「ほう?」袁弘は眉をひそめた。

「なかなか硬い肉体だな!さすが江古を倒した男だ!」袁弘は感嘆した。

秦玉は袁弘を一瞥し、冷笑して言った。「爺さんにくすぐりでもしているのか?」

袁弘は大笑いして言った。「焦るな、秦玉、これは始まりに過ぎない!」

その後、袁弘は再び怒鳴り、彼の体から気勁が再び爆発した!

明らかに、この陣法は彼により強大な力を与えることができた!

「秦玉、お前の肉身がどれほど硬いか見てやろう!」袁弘は怒鳴り続けた!

また一つの枯れ木をも押し倒す力が!

この巨大な力の下、秦玉の肉身は耐えきれなくなってきた。

彼の皮膚は裂け、血の筋が幾筋も現れた!

骨身に染みる痛みに、秦玉の額から汗が滴り落ちた!

「はっはっは!どうだ、秦玉、気持ちいいか?」袁弘は狂ったように笑った。

彼は意識を集中させると、手に金色に輝く二本の長鞭が現れた!

袁弘はその鞭を握り、ゆっくりと言った。「この術は神打ちの鞭という。肉身を傷つけるだけでなく、精神をも破壊できる。」

「私の手にある神打ちの鞭は幻化したものに過ぎないが、それでも一筋の威力を帯びている。」

「秦玉、この苦痛を味わわせてやる!」

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