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第136章 一撃で勝負を決める

「はっはっは、秦玉よ、お前は自分を買いかぶりすぎだ!私が陶山を知って以来、彼は一度も負けたことがないぞ!」柳毅は思わず大笑いした!

秦玉は何も言わず、大きく前に踏み出し、竜のような両拳を振り上げ、「ドン」という音とともに陶山に向かって打ち込んだ!

陶山の体の筋肉が瞬時に引き締まり、その肉体は鋼鉄のようで、この一撃は彼に一切の傷も与えられなかった!

「なんて硬い肉体だ!」秦玉は眉をわずかに寄せた。

横練大師、さすがに名不虚伝だ!

そして陶山は無表情で、まるで戦神のようだった。

彼は秦玉を見つめ、言った。「肉体が硬いだけじゃない、私の力も極限まで高められている」

秦玉は心から陶山に感心した。彼のこの肉体は、確かに秦玉の想像を超えていた。

「陶山!早く奴を殺せ!」柳毅は焦りを隠せず、何か変事が起きることを恐れていた。

陶山は頷き、秦玉を見つめて言った。「私の番だ」

言葉が終わるや否や、陶山は先制攻撃に出た!

彼は重々しい足取りで、まるで小さな山のように秦玉に向かって突進してきた!

そんな巨大な体格でありながら、少しも速度は落ちていなかった!

土鍋ほどの大きさの拳が、瞬く間に秦玉の目の前に迫った!

「いい来たな!」秦玉は少しも恐れることなく、むしろ濃密な戦意が湧き上がった!

彼は拳を固く握り締め、再び正面から迎え撃った!

また一度の拳と拳のぶつかり合い!

しかし今回の結果は大きく異なり、この一撃の下、秦玉の体は吹き飛ばされ、背後の壁に激しく叩きつけられた!

壁は轟然と崩れ落ち、無数の瓦礫が秦玉の体を押し潰した!

土埃が舞い上がり、一時的に皆の視界を遮った!

「よし、よし!はっはっはっは!」柳毅は思わず興奮して叫び出した!

「陶山、お前を育てた甲斐があったぞ!」

陶山は黙したまま、じっとその瓦礫の山を見つめていた。

「ゴォン!」

その時、一筋の光が閃いた!すべての瓦礫が一瞬にして吹き飛び、四方八方に飛び散った!

そして秦玉がその瓦礫の山から立ち上がるのが見えた。

彼の服は既に粉々になり、輝くような肉体が露わになっていた。

しかし秦玉の気配は少しも弱まることなく、むしろより一層強くなっていた。

「お前は私の想像以上に強いな」秦玉は表情を引き締めた。

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