第449章 万丈の塵を巻き上げる！（4章目！）

全員が武道台の上から見下ろす二人の守護者を見つめた。二人の表情は極めて厳しく冷たかった！

無形の怒りと威圧が葉辰に向かって放たれた！

足元の武道台が砕け始め、さらに僅かに沈み込んでいた！

守護者の怒り、誰が耐えられようか！

雷樹偉はすでに駆けつけていたが、この瞬間、守護者の前では手出しができなかった。

彼は葉辰の性格を知っていた。頑固で傲慢な性格だが、今回は大変な禍を招いてしまった！

雷樹偉は全てを顧みず、急いで拱手して大声で言った：「先輩、葉先生はあの方が非常に重要視している人物です。どうかあの方の面子を立てて、お手柔らかにお願いします！」

「葉先生はまだ若く、分別がございません。必ず連れ帰って厳しく教育いたします。」

彼にはこう言うしかなかったのだ！

この言葉を聞いて、唐装の守護者は内心の怒りを抑え、口を開いた：「生きたいのなら、チャンスをやろう。お前の持っている全てを差し出し、自ら修為を捨てろ！」

葉辰はこれを聞いて嘲笑い、彼の手には布で包まれた剣が現れた。

これは陳天黎が去る前に、彼に渡したものだった。

当時陳天黎は言った、「この剣を持っていけ。幽陽剣という名だ。見た目は剣だが、実際は剣訣だ。必要な時、お前の精血でこの剣訣を起動させれば、敵なしだ。」

陳天黎が華夏の下では敵なしと言うのなら、それは間違いなく敵なしなのだ！

葉辰は幽陽剣を取っておき、ずっと使わなかった。それは暗所にいる数人の強者に備えてのことだった。

使いたくはなかったが、仕方がない。

この偽善者たちが、完全に葉辰の怒りを買ってしまった。

武技を要求する？

実力を奪う？

とんでもない！

唐装の守護者は淡々と言った：「十秒間考える時間をやる。十...」

彼がカウントダウンを始めようとした時、葉辰は口を開いた：「必要ない、拒否する。」

唐装の守護者は表情を固め、すぐに怒りに満ちた顔になった！

「拒否するというなら、それを尊重しよう！今のお前は全身力尽き、極度に衰弱している。どうやって抵抗できるというのだ。」

次の瞬間、狂風が巻き起こった。

無形の威圧が四方八方に広がっていった。

この時の唐装の守護者はまるで天神のようだった。

誰も敵わず、万人が拝む存在。