第376章 天が崩れても、俺が支える！（2/10）

葉辰の瞳が喜びに輝き、再び一剣を振り下ろした！

一撃一撃が強大な効果を持っていたが！

しかしその血霧は瞬く間に元の状態に戻ってしまった！

「消えろ！」

この時の葉辰の一撃一撃は雷鳴のごとく！

轟音が炸裂し、暴風が吹き荒れた。

幽魂監獄のその場所にいた数人の長老たちは、額に汗が浮かんでいた！

一人一人の心中に激しい波が立った！

「どうする？このガキはまさに狂人だぞ！」

紫袍の長老が口を開いた。彼の精血の滴が少し砕けていた。

「あの方に出山を頼むか？さもなければこの幽魂監獄は本当に破られてしまう！」

全員が仙風道骨の長老を見つめた。

長老は淡々と全員を見渡して言った：「私はすでに術法であの方と連絡を取った。このガキには何か異常がある。先ほど入口が破られた時、外にもっと強い気配を感じた。おそらく彼の背後にはさらに強者がいる。慎重に行動せねばならない。」

「今、幽魂監獄の入口は既に少し破壊されている。皆できる限り持ちこたえよう。少なくともあの方が来るまでは。」

「はい！」

しかしその言葉が落ちた途端、また極めて強い力が衝撃となって襲いかかってきた！

その中で比較的弱い実力の長老が、その場で血を吐き出し、胸が不可解にも炸裂した！

「雲長老！」

傍らの長老が支えようとした瞬間、冷たい声が響いた：「放っておけ！心を静めて気を集中し、最後まで守り抜け。」

この時、外にいる葉辰は少し息を切らしていた。

滄海平から貰った霊符は完全に効力を失い、力が再び戻ってきた。

彼は入口が荒れ果てた様子を見て、瞳を凝らした。頭上の血竜は既に非常に弱っており、最後の一撃しか残されていなかった！

そして遠くにいる魏穎は、全身が氷に覆われ、震えているようだった。

葉辰は心中で忍びなく思った。彼は誓った。どんなことがあっても魏穎の家族の安全を守る、今日の恩を返すために！

「弟子よ、お前の最強の一撃を放て。血竜と融合し、その血霧を切り裂け。」

滄海平の声が響いた。

葉辰は頷き、丹薬の瓶を取り出し、一気に飲み干した。彼の丹田の真気が再び集まってきた！

今の彼の最強の一撃は破天剣意のはずだ。

ただしこの一撃は、体への負担が大きすぎる。

葉辰が躊躇している時、滄海平の声が続いて響いた：「躊躇うな、早く！」