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068 全面改造(3)

拳頭大の黒くて滑らかな球形の爆弾が六十個、二つの武器箱に整然と並べられていた。これは韓瀟が第13コントローラから購入した待ち爆破破片高爆力爆弾、略して「待ち爆弾」だ。このツッコミどころ満載の略称からして、爆発威力が小さいはずがない。

一個八百海藍コイン、六十個で四万八千……計算は合っているはずだ。

爆弾は既製品で、韓瀟は改造だけを施した。基礎機械工学を使って、待ち爆弾にミニプロペラを装着し、五号電池で駆動させることで短時間の動力を持たせた。手動で投げる必要がなく、自動飛行が可能になり、攻撃距離が大幅に増加した。

ただし見た目が少し奇妙になった。韓瀟が何度か試してみると、頭の中に青いタヌキの姿が浮かんでしまう。

模拟面具、強化された猛鷹ダブルガン、軽装動力アーム - 振動改造型、折りたたみ可能なプラチナタイの戦刀、雲燕滑空翼、磁力コントロール延長アーマー、待ち爆弾六十発。自身の装備は全面的にアップデートされ、さらに第13コントローラから提供される様々な雑多なものも手に入る。現在のレベルで言えば、これは神装セットと言える。何かあれば強引に突っ込めるようになった。

「この装備で十分だ」

韓瀟は未完了リストの「個人装備アップデート」を消し、次の項目は載具だった。

載具を一から製造するのは時間がかかりすぎる。買って改造した方が良い。

長時間の選定の末、韓瀟は載具の種類を決定した。荷台が取り外し可能な大型トラックで、移動可能な倉庫とワークショップとして使用し、小隊のロジスティックス車とする。

韓瀟は直接第13コントローラから車を購入することにした。軍事工場の製品は必ず良品だ。二つの選択肢があった。一つは金で購入すること、もう一つは好感度で交換すること、つまり第13コントローラに車を割り当ててもらうことだ。

資金を計算してみると、約二百八十万ほど残っている。たった数日でこれだけ減った。機械系の金遣いの荒さが徐々に現れてきた。自分に稼ぐ才能がなければ、とても続けられなかっただろう。

財は去りて人は安楽と成す、優秀なメカニックになるにはそうでなければならない。

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