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第436章 お前は昔より冷酷になった

秦玉の言葉には、明らかに不快感と悲しみが込められていた。

秦玉はこれが方悦の権利だと分かっていても、心の底では言い表せない不快感を感じていた。

「秦兄さんは嫉妬しているようですね」と方悦は冗談めかして言った。

秦玉は両手を広げて言った。「それはあなたの権利です。賀騰は潜在能力ランキング第一位なのだから、私とは比べものになりません」

方悦は思わず口元を押さえて笑い出した。

「もういじめるのはやめましょう。この招待状は私が賀騰に渡したのではなく、賀騰が私にくれたものです」と方悦は言った。

「賀騰は家柄も良く、背後には天に通じる師匠がいます。内丹のことについては、私以上に詳しいのです」

「私に連絡してきたのは、単に助けを求めているだけなのです」

ここまで話して、方悦は甘えた声で言った。「私の心の中には秦さんしかいません」

秦玉は疑わしげに方悦を見つめ、そして突然何かを思い出したかのようだった。

「賀騰があなたを探してきた...ということは、明心島には彼が欲しがっているものがあるということですか?」秦玉の声には切迫感が混じっていた。

方悦は頷いて言った。「そう言えますね。具体的に何かは私にも分かりませんが、彼が私を探してきたのは、おそらく妖獣内丹のためでしょう」

「妖獣内丹...」

秦玉の脳裏に、この言葉が瞬時に浮かんだ。

妖獣内丹に関する無数の情報が流れ込んできた。

方悦が贈ってくれた内丹の他にも、最も純粋な霊気を含んだ数多くの内丹が存在する!

その効果は、人類修士の金丹期に匹敵する!

このような内丹は、出会えても手に入れることは難しく、その貴重さは万年霊薬に匹敵する!

「方お嬢さん、私をこの富豪クルーズに参加させる方法はありませんか?」秦玉は切迫した様子で尋ねた。

方悦は首を振って言った。「秦兄さん、申し訳ありませんが、私にはどうすることもできません。富豪クルーズに参加するには、必ず招待状が必要なのです」

秦玉は暫く黙り込んだ。彼の目に、突然残忍な光が宿った!

「この富豪クルーズ、何としても乗り込んでみせる。招待状を奪ってでも!」秦玉は冷たく言い放った。

秦玉にとって、もともと時間が限られていた。

このような機会を、秦玉は絶対に逃すわけにはいかなかった。

たとえ人殺しの悪人になってでも!

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