第226章 痛みは怖いか？

金色の光が強く輝き、目を開けることができないほどだった！

そして恐ろしく厳かな気配が、地面を震わせた！

「ドン！」

驚くべき光景が現れた。秦玉のこの一撃は、その老祖の虚影の手を直接打ち砕いたのだ！

手は完全に貫かれ、金色の光の照らす中で、もろくも崩れ去った！

しかし秦玉はそこで止まらなかった。彼の剛猛な拳は手を貫通し、その巨大な頭部へと直接迫っていった！

灰冥の瞳孔が急激に縮み、怒りの咆哮を上げた！

「こんなことがあり得るか！」灰冥は全身を震わせた！

「ドン！」

この一撃が下され、地殺谷の秘蔵の奥義は粉々に打ち砕かれた！

たった一撃で！開天闢地の威能を持つ一撃だった！

最も重要なのは、今回秦玉は陣法を借りていなかったことだ！

すべてが静寂に包まれた。

黒い虚影が徐々に消え、現場は荒廃し尽くしていた。

秦玉の体は金色の光を放ち、まるで天神が降臨したかのようだった。

「地殺谷の奥義など、物の数ではない」秦玉は冷たい目で灰冥を見つめながら言った。

灰冥の表情が何度も変化し、最後に軽く鼻を鳴らした。

「気配から見ると、秦玉はわずか大師六層なのに、どうしてこれほどの実力が...」江古は唾を飲み込み、心中で驚愕していた！

かつての戦域の伝説でさえ、ここまでのことはできなかったはずだ！

「混沌体が何をしようと、私は驚かないがな」灰冥は舌なめずりをした。

彼の眼差しはますます執着を帯び、秦玉のこの肉体に、より一層の興味を示していた。

「まだ技があるなら、存分に使うがいい」秦玉は冷たく言った。

灰冥は再び舌なめずりをし、冷笑して言った。「秦玉よ、お前は確かに強い実力を持っているが、残念ながら境界が低すぎる。ここから逃げ出すことなど不可能だ」

「お前がここにいる限り、私は不死だ。そしてお前の内勁はいずれ尽きる！」

灰冥は慌てる様子もなく、ゆっくりと秦玉を苦しめ、体力を使い果たさせて、その肉体を手に入れることを望んでいた。

秦玉の表情には少しの動揺もなく、むしろ嘲笑的な笑みを浮かべていた。

この笑みは灰冥を非常に不快にさせた！

「見せかけだけだ、どれだけ持ちこたえられるか見物だな！」灰冥は陰険に言った。

そう言うと、灰冥は手を上げて術法を発動し、天から巨大な手が降りてきた！

轟音が鳴り響き、人を圧倒する気が押し寄せてきた！