第115章 選択する権利なし！（夜にまだ～）

場面は少し静かになった。

しばらくして、何人かが反応し、口を開いた。「これは嘘でしょう。世の中にこんなものがあるはずがない……」

「私はスタンフォード大学の卒業生ですが、こんな寿命を延ばす薬のことは聞いたことがありません……」

「もしこんなものが本当にあるなら、世界の大手製薬会社がとっくに開発しているはずです。」

群衆から疑問の声が上がった。

そのとき、確信に満ちた声が会議室全体に響き渡った：

「これは本物です。命を賭けて保証します。」

話したのは沈海華だった。

その時、沈海華は凝血益寿丸と中級美容液の書類を食い入るように見つめていた。

これが偽物なはずがあるだろうか？

もちろんない！

葉辰は死人さえも蘇らせることができ、さらに彼に寿命を延ばす丹薬まで与えたのだ！

このような神医のような存在がこれらを出すのは当然のことだ！

沈海華のこの保証の言葉に、全員が呆然とした。

彼らは葉辰のことは知らなかったが、沈海華のことは知っていた。

沈海華はグループの発展に関わる問題で決して冗談を言うような人ではない！

しかも沈海華が命を賭けて保証したのだ！

瞬く間に、多くの視線が熱を帯びてその二つの書類に注がれた！

もしこの書類が本物なら、天正グループは間違いなく世界トップクラスの製品を手に入れることになる！

半年で夏氏財団を追い越すことも、不可能ではない！

その場で最も動揺していたのは当然、夏若雪と孫怡で、二人は目を見開いていた。

彼女たちは葉辰が素晴らしい薬方を持っていることを知っていた。しかも本物で、価値は計り知れない！

しかし前回は初級美容液だけだったのに、今回葉辰が出してきたのは中級美容液だった！

一段階上がっただけで、効果はさらに凄まじいものになる！

それだけではなく、今回は凝血益寿丸まで加わった！

3年の寿命は、彼女たちのような若者にとってはそれほど多くないかもしれない。

しかし命が危ない金持ちにとっては、100億円の値段でも買うだろう！

会議室全体で、全員が息を殺し、心臓が激しく鼓動していた。

テーブルの上のものは、価値連城という言葉でも足りないほどだった！