第463章 賀騰との対決！

秦玉の身から放たれる気配を感じ、ほぼ全員の顔に驚きの色が走った！

「この秦玉の気配...なぜこれほど強大なのか！」

「大宗師の頂点？恐らく大宗師の頂点でもこれほどの気配は持ち得ないだろう？」

「まさか彼も半歩武侯の境に踏み込んだのか？いや、それは違う。この気配は確かに強いが、半歩武侯の気配とは微妙に異なる。」

人々は議論を交わし、この戦いへの興味をさらに深めていった。

「どうだ、まだ疑うか？」秦玉は両手を後ろに組み、淡々と言った。

賀騰の顔は糞でも食べたかのように醜く歪み、秦玉を睨みつけながら歯ぎしりして言った。「お前...お前は本当に水韻塔に入ったのか！」

「そうだ。」秦玉は冷笑した。

「この数日間、私が何をしていたと思う？」

賀騰の心の中の怒りは、極限に達していた！

秦玉は何度も彼の邪魔をしてきた。まず竜霊を奪い、今度は水韻塔まで奪った。賀騰にとってこれは我慢できないことだった！

しかしすぐに、賀騰の表情は和らいだ。

目を細めて言った。「水韻塔に入ったところで何だというのだ。半歩武侯に達していない限り、お前は私の相手にはならない！」

「お前を殺せば、水韻塔は私のものだ！」

秦玉は冷笑して言った。「ならば試してみるがいい。」

言葉が終わらないうちに、賀騰は一声叫び、拳が瞬時に秦玉の面前に迫った！

秦玉は正面から手を上げて応じ、両拳が衝突した瞬間、エネルギーの波動が二人を中心に四方へと広がっていった！

単なる試し合いだけで、多くの人々が後退を余儀なくされた！

多くの大宗師でさえ、数歩後退せざるを得なかった！

「こんな試し合いは、必要ないだろう。」秦玉は賀騰から離れ、冷たく言った。

賀騰は深く息を吸い、顔に真剣な表情が浮かんだ。

単純な衝突だけで、賀騰はすでに圧力を感じていた。

「この者は必ず殺さねばならぬ。さもなくば、後々に禍根を残すことになる...」賀騰の脳裏に嗄れた声が響いた。

賀騰はもはや言葉を発せず、冷たく秦玉を見つめ、半歩武侯の気配を一瞬にして爆発させた！

この気配は先ほどの秦玉よりもさらに強大だった！

恐ろしい気場は、人々の体を震わせた！

実力の低い者たちは、その場で血を吐いた！

もし姜和が密かに手を貸していなければ、その場の一般人たちは直接肉身を砕かれていたかもしれない！