第364章 ここで死ねばいい！

向こう側の曹山はそれを聞くと、すぐに言った。「何とかして彼を引き止めろ。すぐに人を連れて行く」

「はい、曹さん！」賈工は急いで答えた。

電話を切ると、賈工はオフィスで秦玉の到着を静かに待っていた。

数分後、秦玉がドアをノックした。

「どうぞ」賈工は急いで言った。

秦玉がドアを開けて入ると、すぐに丁寧に言った。「賈さん、こんにちは。方お嬢さんの紹介で参りました」

賈工も慌てて立ち上がり、「ああ、あなたが秦玉さんですか？どうぞお座りください」と言った。

そう言いながら、賈工は自ら秦玉のために椅子を引いた。

このような丁寧な態度に、秦玉は少し驚いた。

方悦の能力が高いから、賈工がこのように敬意を持って接してくれるのだと思っていた。

「賈さん、今回は少しお願いがあってお伺いしました」秦玉は時間を無駄にしたくなく、すぐに自分の意図を述べた。

賈工は聞くと、頷いて「何でしょうか、おっしゃってください」と言った。

秦玉は「宗師を六人お借りしたいのですが」と言った。

「六人の宗師？」賈工は少し考え、すぐには答えなかった。

秦玉は続けて「もちろん、ただではお願いしません」と言った。

そう言うと、秦玉は手のひらを返し、一つの増元丹が手に現れた。

「これは増元丹です。修行に非常に効果がある地階丹薬です」秦玉は説明した。

これを聞いて、賈工は目を見開いた！

地階丹薬？この出し物は贅沢すぎるのではないか？

一つの地階丹薬は、雲川の半分を揺るがすほどの存在なのだ！

「秦さん、そんなに気を使っていただかなくても！」賈工は懐に入れながら、にこにこと言った。

そう言いながらも、この賈工は非常に貪欲な人物だった。

このような得をする機会を、どうして逃すことができようか？

「秦さん、ご存知の通り、宗師は簡単には頼めませんし、時には言うことを聞かないこともありますからね」賈工は意味深な言い方をした。

秦玉は馬鹿ではない。賈工の意図はよく分かっていた。

そこで、秦玉は立ち上がって言った。「賈さん、もし人を頼んでいただけるなら、五百年以上の薬効がある薬材をもう一つ差し上げます」

賈工は目を輝かせ、急いで「本当ですか？」と言った。

「間違いありません」秦玉は答えた。

賈工は思わず唇を舐めた。

この若者は、なかなか裕福なようだ！