古金虹の攻撃に対して、秦玉は全く恐れを感じなかった!
彼は怒りの咆哮を上げ、全身から太陽のような眩い金色の光を放った!
彼の両拳は霊力に完全に包まれ、山をも動かすような威圧感に、周りの者たちは顔色を変えた!
「こ...これは本当に秦玉から放たれている気配なのか?」遠くにいた段石は顔が青ざめていた!
景路でさえ、表情を険しくしていた。
この瞬間、彼は江北地区の四大天才などというものが、全く取るに足らないものだと気付いた!
秦玉はすでに古参の大宗師と互角に戦える実力を持っていたのだ!
「ゴォォォ...」
古金虹が掌を前に突き出すと、太極印が死の気配を纏って、天地を覆い尽くすように押し寄せてきた!
数十メートル四方が衝撃を受け、弱い者たちは即死した!
韓一龍の側にいた二人の従者は急いで護身の陣法を張ったが、この強烈な圧迫の下、たちまち砕け散った!
「死ね!」古金虹は頭を上げて咆哮した!
秦玉の目には狂気の色が満ちていた!
「太初聖拳!」手を上げると、秦玉の切り札が繰り出された!
金色の拳が天地を覆い、太極印と激突して天地を揺るがす衝撃を生み出した!
この瞬間、殺気の波が水紋のように四方八方に広がっていった!
無数の木々が真っ二つに裂かれ、遠くの丘までもが轟然と崩れ去った!
「なんて恐ろしい!」
これはほぼ全員の心の中での想いだった!
「砕けろ!」秦玉は怒鳴り、体から放たれる金色の光がさらに強まった!
彼の筋肉が一瞬で隆起し、血管は小蛇のように浮き出ていた!
両者とも切り札を使用!
一方は混沌体の秦玉、もう一方は十人の大宗師の内勁を吸収した古大師!
「ドン!」
秦玉は狂気の表情を浮かべ、さらに一拳を繰り出した!
天地を覆い尽くす太極印が、この一撃の下で亀裂を生じ始めた!
「バキッ!」
半秒もしないうちに、太極印は完全に崩壊した!
内勁が実体化し、無数の短剣のように四方八方に飛び散った!
「ズブッ!」
多くの者がこの内勁の雨の下で、肉体を貫かれた!
秦玉はその中心にいて、内勁の雨を全身に浴びていた!
彼の金色の肉身から絶え間なく音が響き、鋼鉄のような肉体に白い点々が現れた!
「ドン!」
ついに、太極印は内勁の大雨の中で消滅した!
現場は静まり返り、皆は瞳孔を縮めて秦玉を凝視していた。
Unterstützen Sie Ihre Lieblingsautoren und -übersetzer bei webnovel.com