第136章 強者の姿勢！（3連続更新、推薦票募集中！）

「ドン！」

目の前の墓石が突然割れ、中から一つの影が這い出してきた！

葉辰は背筋が凍るような思いをした。

間もなく、その影が葉辰の前に現れた。

相手は青い袍を纏い、体格は立派で、全身から強烈な殺気を放っており、その眼差しだけで人を恐れさせた。

葉辰は傲慢だったが、この人物の前では、自分が一枚の小舟のように、極めて取るに足らない存在だと感じた！

相手の一念で、彼を殺すことができるほどだった！

「羅雲天？」葉辰は唾を飲み込みながら探るように言った。

男の冷たい瞳が葉辰に向けられ、独り言のように言った：「ふむ？このような境地の小僧が、どうして輪廻墓地を掌握できるのか？」

その後、彼は後ろの墓石を見て、全て暗いのを確認すると、長いため息をついた：「この小僧が百人の強者を呼び覚ますことができると思ったが、私だけか。いや、この私、羅雲天が他の者たちに劣るというのか？」

彼は拳を握り締め、顔に怒りの色を浮かべたが、何かを思い出したように首を振った：「ああ、確かに私は残りの連中には及ばない。」

「一体何を言っているんだ？」葉辰は驚いて尋ねた。

羅雲天はようやく葉辰に目を向け、両手を背後に組んで：「小僧、お前が輪廻墓地を掌握したからには、私の伝承も塵世に消え去ることはないだろう。ただし、外界の霊気が弱すぎるため、私の存在できる時間は短い。これから、お前が学べるだけ学ぶがいい。」

その後、羅雲天は目を閉じ、周囲の状況を一瞥すると、口角に冷笑を浮かべた：「外界の蟻如きが、輪廻墓主に手を出そうとするとは、お前の体を借りよう！」

次の瞬間、周囲の全てが消え去り、葉辰は武道台の上に戻っていた！

ただし、彼の体は既に羅雲天に操られていた。

葉辰は何か心配していたが、一連の文字が彼の脳裏に流れ込んできた時、彼の瞳は瞬時に喜びに輝いた。

彼は輪廻墓地を掌握しており、彼の一念で、羅雲天は天地の間に消散するはずだ！

つまり、相手は彼に不利なことは絶対にできないということだ！

葉辰は好奇心を抱いた。この墓石の後ろの虚影が一体どれほど恐ろしいのか、見てみたかった！

武道台の上で、袁景福の顔は狰狞になっていた！

彼から見れば、葉辰は既に弓の弦が切れかかった状態で、廃人と変わらなかった！