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第118章 お前を殴りに来た!(推薦票募集!)

葉辰は地面に倒れている三人を一目見て、急いで汪おじさんと張おばさんを助け起こした。二人の怪我はそれほど重くなかった。

その後、汪宇恒を脇に助け起こし、心配そうに尋ねた。「恒、大丈夫か?」

汪宇恒は葉辰をじっと見つめ、突然何かに気づいたように叫んだ。「辰兄貴!なんで...なんで戻ってきたんだ!」

葉辰は頷いたが、汪宇恒のもう片方の切断された手と青あざだらけの顔を見た瞬間、殺気が湧き上がった!

もし自分が間に合わなかったら、その結果は想像もできない!

両手を潰されていたら、彼の十数年の努力が水の泡になるところだった!

かつて汪宇恒と同じ絶望を経験した彼は、誰よりも汪宇恒の心の痛みを理解していた!

しかも驚くべきことに、汪宇恒の手を潰したのは一人の学生だったとは!

今の大学はこんなにも荒れているのか?

最も許せないのは、これら全てが学校幹部の目の前で起こったことだ!

このような無為無策の指導者に教育者としての資格があるのか!

社会のクズめ!

それだけではない、周りの冷淡な人々も!

最初から最後まで、誰一人として止めようとせず、警察に通報すらしなかった!

彼らはただ冷淡にこの三人の弱者が虐められるのを見ていた。

これはどういう世の中なんだ!

これが麻痺した華夏人というものか?

「辰兄貴、この件には関わらないでくれ。俺が何とかするから」汪宇恒は笑顔を見せ、リラックスした様子を装った。

葉辰は汪宇恒の性格をよく知っていた。彼は汪宇恒の肩を叩きながら真剣に言った。「お前がずっと俺を辰兄貴と呼んでくれたことだけでも、今日、俺がお前の恨みを晴らしてやる!」

汪宇恒は顔色を変えた。彼は葉辰の実力を知っていた。5年前は毎日いじめられても黙っていて、しかも喧嘩もできなかったのに。

たとえ喧嘩ができたとしても、事態は更に面倒になるだけだ!

余家は江城では極めて有力な存在なのだ!

「やめてくれ...辰兄貴、頼むから」

しかし葉辰は既に彼から離れ、一歩一歩余承東に向かって歩き出していた。

汪宇恒が立ち上がって葉辰を止めようとした時、孫怡が既に割り込んできて、汪宇恒を押さえつけた。

「恒、怪我してるわ。姉さんに見せて」

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