第462章 それなら見せてやろう！

「師匠、秦玉を買いかぶりすぎではないですか？」若者は明らかに不満そうだった。

老人は微笑んで、それ以上何も言わなかった。

この老人は他でもない、葉青と並び称される姜和その人だった。

群衆の中に立っていても、その気配は静寂そのもので、誰も彼に二度と目を向けることはなかった。まさに大隠は市に隠るとはこのことだ。

遠くない場所で、人々はゆっくりと後退し、秦玉と賀騰のために空間を作り出した。

潜力ランキング第一位と第二位が、ついに対面することとなった。

この一戦は、武道フォーラムで世紀の対決と評されていた。

賀騰は一揚湖辺の岸辺に立ち、両手を後ろで組んで、静かに秦玉を待っていた。

彼は目を細め、気配を抑え、まさに達人の風格を漂わせていた。

一方の秦玉は、三歩を二歩に縮めて歩み、顔には冷たさを帯び、まるで二人の間に何か深い因縁でもあるかのようだった。

すぐに、秦玉は賀騰の前まで歩み寄った。

彼の身から放たれる気配が徐々に広がり、殺気の波が四方八方から賀騰に向かって押し寄せた！

賀騰の目が突然開かれた！

目の前の秦玉を見つめ、淡々と言った。「よく来たな」

秦玉は無駄話を聞く気はなく、単刀直入に言った。「戦う前に、一つ聞きたいことがある」

「ほう？」賀騰は眉を上げた。

秦玉は冷たく言った。「方悦はいったいどうなっているんだ。なぜ昏睡から覚めない。どんな邪術を使った？」

この言葉を聞いて、賀騰は大きく笑い出した。

そして、秦玉を面白そうに見つめながら言った。「ただの売女のことを、そこまで気にかけることはないだろう？」

秦玉はそんな戯言を聞く気分ではなく、眉をひそめて言った。「話せ。一体どうなっているんだ」

賀騰は淡々と言った。「お前は薬神閣の長老だろう？なぜ私に聞く必要がある？」

「話すなら話せ、話さないなら黙れ。女々しくぐだぐだ言うな」秦玉は苛立たしげに言った。

賀騰は顔を曇らせ、冷笑して言った。「自分の身の安全も危うい身で、他人のことを気にかける余裕があるのか？」

「そもそも、私にお前に話す義務などないだろう？」

秦玉は手を振って言った。「いいだろう。では、お前を倒してから聞くことにする」

「はっはっはっは！」この言葉を聞いて、賀騰は大きく笑い出した。