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第390話 1対3!

二つの力の衝突が、瞬時に巨大な振動を引き起こした!

姚青と桃子は、その衝撃波で数十メートルも吹き飛ばされた!

「ドーン!」

秦玉は圧倒的な肉身の力で、この力を粉砕した!

水紋のような力は、まるで破片のように四方に広がっていった。

喬五は顔色を変え、口角を引きつらせ、怒りが胸に満ちていた。

「どこまで持ちこたえられるか、見てやろう!」喬五は怒鳴り、両手を素早く動かすと、次々と力が集まり始めた!

一層、二層、三層!九層もの力が、彼の手の中で醸成された!

「ゴロゴロ...」

狂暴な力は喬五自身でさえ制御が難しく、両手は震え続け、いつ暴走してもおかしくない様子だった!

「死ね!」喬五の怒号とともに、この力が激しく放たれた!

巨大なエネルギー球が、轟然と秦玉に向かって飛んでいった!

秦玉は表情を引き締め、目に強い闘志を宿した!

「来い!」秦玉は地を踏みしめ、まばゆい金色の光が上から下へと彼の肉拳を包み込んだ。

剛猛な力が、この瞬間に爆発した!

「お前の肉拳がそこまで強いはずがない!」喬五は狂ったように叫んだ!

彼は秦玉を食い入るように見つめ、エネルギーに粉砕される瞬間を待ち構えていた!

しかしその時、喬五の瞳孔が急激に縮み、顔が真っ青になった!

なぜなら、目の前にいたはずの秦玉が、突然消えたのだ!

「まずい!」喬五はすぐに気付いたが、もう遅かった!

「誰が正面から受けると言った?」秦玉の声が、喬五の背後から聞こえた。

喬五の心臓が激しく震えた!振り向こうとした瞬間、秦玉の拳が既に彼の背中に叩き込まれていた!

「ドン!」

この地鳴りの力が、喬五の体に直撃した!

喬五の体は吹き飛び、背中は粉々になり、脊椎にも大きな衝撃を受けた!

「ゲホッ!」

喬五の口から血が噴き出した!

「お前...卑怯者!」喬五は苦しみながら言った。

秦玉は冷笑して言った:「お前が愚かすぎるんだ。縮地の術は逃げるためだけじゃない。」

話しながら、秦玉の手の中には既に光が集まり始めていた。

その光が落ちようとした時、二人の大宗師がついに動いた!

彼らは左右から挟み撃ちにし、同時に秦玉の前に現れた!

「重堕空間!」

二人が近づいた瞬間、秦玉は冷たくこの言葉を吐いた!

二人の動きは、まるで束縛されたかのように、急激に遅くなった!

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