「え?さっきあのスタイルの良いお姉さんは窓から出て行ったの?」
シーバは疑問に思う。
マシューは笑って説明した:"彼女はドルイドです。"
「そうなのね……」
シーバは両手を背中に組み、珍しく少し恥ずかしそうな表情を浮かべた。
「マシュー、私今日は、救命の恩返しをしに来ました。」
マシューはびっくりした。
「もうお礼を言ったじゃないか?」
彼は心の中で、「次にシーバが訪ねて来た時に断る言葉を考えていた。
しかし、次の瞬間。
シーバは素早く後ろから小さな精巧なバッグを取り出し、マシューに渡した。
「前回は口頭でお礼を言ったけれど、今回はプレゼントを持ってきたのよ。」
シーバの目はキラキラ輝いている。
「断らないでくれるでしょう?」
マシューは手にしたそのバッグをじっと見つめ、断る言葉がどうしても出てこない!
……
「スーパーバージョンのサイレントバッグ:ショートカットバー12スロット/基本保存スペース5立方/ゼロ荷重/移動速度アップ
……
付属の魔法:クッキー術(毎日食事として10個のクッキーを自動生成します)」
……
「これはいくらするの?」
マシューの声はかすれ気味に聞こえた。
「1400枚の金貨。」シーバは笑顔で「これで私が15歳までにためたお小遣いを使い果たしましたが、大丈夫です。もうすぐ私は16歳になりますし、父が私に大金のお小遣いをくれますから。」
「受け取れない、これは高すぎる。」
マシューの顔は苦悩で歪んだ。
「私の命は1400枚の金貨よりもずっと価値があるわ!」とシーバはにっこり笑った。
「それにもう買っちゃったし、ローリングストーンズタウンの状況も知ってるでしょう。ここには魔法使いなんてほとんどいない、他の人が使えないんだから、受け取って!」
マシューの顔は困り果てていた。
キッチンから急に影が現れ、バッグを奪い取った。
「私が代わりに受け取るわ!」
ペギーが大声で言った。
マシューは彼女をにらんだ。
「君が彼女に僕がもっと良いバッグがほしいって言ったのか?」
ペギーは肩をすくめた。
Support your favorite authors and translators in webnovel.com