第397章 死の静寂！（その1）

その瞬間、江家全体が死のような静寂に包まれた。

全員の表情は幽霊でも見たかのようだった！

江海山と老婦人は同時に呆然となった！

江剣鋒の瞳は恐怖と戦慄に満ちていた！

葉辰は今回、大変なことをしでかしてしまった！

江老爺の前で江風華を殺しただけでなく、これは明らかに江老爺の顔に泥を塗るようなものだった！

江風華は江老爺から不死の御墨付きをもらった人物だったのに。

さらにひどいことに、葉辰は先ほど何を言ったのか！

江老爺など何者だと？

よくもそんな言葉を口にする勇気があったものだ！

江老爺は華夏武道界で最も発言力のある十人の一人なのだ！

彼は江家の天なのだ！

江老爺をこのように侮辱する者は、天下で葉辰ただ一人！

この時、全員の心に確信があった。どうあれ、葉辰は今日死ぬことになると。

江剣鋒の心は底まで沈んだ。彼は江老爺の表情を一瞥し、完全に暗くなった。

この怒りの様子は彼が見たことのないものだった。

江老爺の体が微かに震え、殺気が漂ってきた。

江老爺の激怒は、華夏武道界を震撼させるに十分だった。

その後、江剣鋒は葉辰を見た。今の葉辰は江風華の首を手に持ち、同じように冷たく江老爺を見つめていた。

少しの退縮も恐れもなかった。

江剣鋒にはよくわかっていた。葉辰に謝罪させることは絶対に不可能だと。彼はもう躊躇わず、携帯を取り出して江佩蓉にメッセージを送った。

「江家に来い、大変なことが起きた」

これを済ませると、江剣鋒は江老爺の方へ歩み寄った。「父上、葉辰は……」

江老爺の低く冷たい咆哮が響いた。「黙れ！この孽種を江家に連れてきたのはお前か？」

江剣鋒は歯を食いしばり、認めた。「はい！今日のことは、剣鋒一人が責任を取ります！」

江老爺は冷笑した。「剣鋒、この件はお前が当然責任を取らねばならん！祠堂で一ヶ月跪いて、反省せよ！」

江剣鋒が何か言おうとすると、老爺は腕を振り、強大な力が押し寄せた。

江剣鋒は数歩後退を余儀なくされた！

修為までもが威圧に押さえつけられ、非常に苦しかった！

もう葉辰を助けることはできない。

彼にはよくわかっていた。葉辰は今日を生き延びられないかもしれないと。

彼は江家の血を引いているとはいえ、老爺は善人ではない。そうでなければ江家を守り切れなかっただろう。